日産が最高利率8.125%で外債発行、 見え隠れする日本の金融事情とは【NY1】2025.07.11号

         ☕️ 『メルマガ読者サロンページ』☕️

ご自由に全記事お読みいただけますが、初回のみ、無料メルマガにご登録下さい。

→まだ無料登録がお済みでない方は、こちら
----PR----

  ☆号外広告募集中☆ 最高成約1億円も!

富裕層メルマガに全面広告が可能です。

→ https://note.com/nihon_web/n/n02b1ba18bba0

----PR----


🗽ニューヨーク1本勝負 きょうのニュースはコレ!   まぐまぐ殿堂入り  約9000部

 〜2025年7月11日 配信号〜

日産が最高利率8.125%で外債発行、 見え隠れする日本の金融事情とは


【メルマガ読者登録(無料)・登録解除】

http://www.mag2.com/m/0000270230.html

【号外広告 お問い合わせ】

https://note.com/nihon_web/n/n02b1ba18bba0

----きょうのご挨拶------

こんにちは。児島です。

日産が、ドル建て、ユーロ建ての外債を発行し、6600億円を調達しました。ブルームバーグが報じました。

これは、当然、日産の資金繰りが、厳しいことを示していて、最高利率は、ドル建て10年債の8.125%(年利率)です。

きょうのNY1メルマガです。(2025.7.11.)

------NewYork1本勝負----


■日産、外債発行で6600億円調達

ブルームバーグによりますと、日産自動車は、外債の発行で総額6600億円を調達しました。


「日産、外債で総額6600億円を調達-過去最高利率に旺盛な需要」(ブルームバーグ 7月10日)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-10/SZ3RN5T0AFB400


年限と利率は、記事によると、ユーロ建ては4年債(利率5.25%)と8年債(6.375%)、ドル建ては5年債(7.5%)、7年債(7.75%)、10年債(8.125%)とのこと。

今回の日産の資金調達でわかることは、日産の資金繰りが、相当厳しい、ということと、日本は、金融緩和で低金利であっても、実際のカネ回りは、良くない、ということです。


■最高利率は、8.125%に!

日産の今回の外債発行で、最高利率は、ドル建て10年債の8.125%(年利率)です。

アメリカ国債の10年債で、利回り(市場金利)は、4.364%前後(日本時間7月11日13時30分現在)ですから、発行体が、経営危機にある日産であれば、ドル建て10年債の発行利率は、やはり、8%台になるのでしょう。

つまり、10年以内に、日産が経営破綻して、社債(外債)の元本が、ゼロに近い結果となるリスクと、10年間、年利8.125%を受け取るリターン(ドル建て)が、見合った数字であるわけです。

投資家側は、年利8.125%であれば、破綻リスクは、受け入れてOKです、という取引です。


■透けて見える、日本の金融事情

この日産の話で、あれ? 日本は低金利で金融緩和ではなかったの?と思うでしょう。しかし、実際は、そうではない、ということを示しています。

日産が、国内での借り入れが、難しくなっているのか、「貸し剥がし」を避けるために、外債を増やしたのか、真相はわかりませんが、経営危機とはいえ、日産ほどの大企業でも、資金調達は、厳しいのです。

それで、日本には、日産よりも、名前が知られていなかったり、経営が厳しい企業は、無数にあります。

そういった企業は、日産よりも、はるかに資金繰りは厳しいわけで、日本の「低金利」「金融緩和」は、「絵に描いた餅」というわけです。

要するに、日本の「カネ回り」が悪く、景気が悪いので、ますます、企業や個人の与信は悪化して、金融機関の貸し出しは行われない、その結果、ますます日本経済は、厳しさを増す、という悪循環が、ずっと続いています。

こうした「緊縮経済」のスパイラルに陥りますと、「当時者」である中小・零細企業や、個人は、遭難しているようなもので、身動きがとれません。

ますます、カネが回ってこないわけですから、支出削減しか、方法がないわけです。

昔の日本であれば、大型の景気対策や経済対策を実行して、日本経済が、負のスパイラルに陥ることがないように、してきたわけですが・・(2025.7.11.号より)


※こちらは「まぐまぐ無料メルマガ」の一部をご紹介しています。記事全体や、最新号が気になる方は、こちら。

ニューヨーク1本勝負 きょうのニュースはコレ!(まぐまぐ無料メルマガ 約9000部)

→ https://www.mag2.com/m/0000270230 


【編集後記】

日本の失われた30年は、ずっと、マネーの供給不足が続いています。

全体的には、人手不足ではなく、人手余り、マネー不足の現象です。

(児島)


◇取材費・活動費のビットコインでの、ご寄付は、こちらのアドレスへ。

bc1q44s02su68kuxptwxlpduxzsu55zw8uev6zzn59


◇超長期の景気サイクルのリポートはこちら。

https://skima.jp/item/detail?item_id=284650&utm_source=invite_cp&utm_medium=share&utm_campaign=invite_cp&utm_content=url&sk_code=inviteurl&act=inviteurl&promotion_code=mqLXWeTEM3Ok


◇個別の経済情報面談レクチャー受付中です。(東京都内、2時間)

https://note.com/nihon_web/n/nc1222779ff3e (児島)


※このメルマガは、長期景気循環による、経済ファンダメンタルズを重視しており、短期的な個別株式、為替の値動きを示唆するものではありません。

※情報の収集には万全を期していますが、記事による、いかなる損失にも、責任を負うことはできません。

-------------------

【ピックアップ記事】

日本の現状は「スタグフレーション」である(2025.3.24)

https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2025/04/ny120250324.html?m=1

激戦州を制したトランプ氏。新大統領へ(2024.11.07)

https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2024/11/ny1.html?m=1

トランプ新大統領、支持者あいさつにバロン君も登場(2024.11.08)

https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2024/11/ny1_10.html?m=1

トランプ氏も主張!工場の海外移転が雇用に悪影響なワケ(2024.11.12)

https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2024/11/ny1_14.html?m=1

次期財務長官にベッセント氏指名で、次期FRB議長はウォーシュ氏が最有力に(2024.11.23)

https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2024/11/frbny1.html?m=1

→過去のピックアップ記事一覧は、こちら。


🗽まぐまぐ(無料メルマガ)

ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ

https://www.mag2.com/m/0000270230



🗽まぐまぐ(有料 金曜版 月額330円 税込)

ニューヨーク1本勝負 連動メルマガ(週1)

https://www.mag2.com/m/0001682243



🗽foomii NY1メルマガ / 月額1100円 税込

https://foomii.com/00173  (週5本)


🗽メルマガ号外広告のお問い合わせ

コメント