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〜2024年11月7日 配信号〜
『激戦州を制したトランプ氏。新大統領へ。』
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----きょうのご挨拶------
こんにちは。児島です。アメリカ大統領選挙は、トランプ前大統領が、ハリス副大統領を下し、「返り咲き」を果たしました。
今回の激戦州での動きとは?
きょうのNY1メルマガです。(2024.11.07)
------NewYork1本勝負----
■トランプ前大統領が「返り咲き」
NBCやABCは、なかなか当確を打たなかったのですが、日本時間の6日の16時過ぎには、トランプ氏の「当確」が明らかになっていました。
「当確」は、日本の選挙と同じで、ノウハウがあり、例えば、10万票 対 8万5000票で、残り2万票の場合に、当確を打つことができます。
2万票が、すべて8万5000票の方に入ったら、どうするんだ?と、言われそうですが、これは、大丈夫なのです。
日本の場合は、さらに、開票作業中の票の束が、どちらの方が多いのか、という情報も、参考になります。
■激戦州の状況は・・
今回の大統領選挙では、トランプ氏が、ジョージア州、ペンシルベニア州で勝った時点で、かなり有力な立場になりました。
アメリカ大統領選挙では、同じ州であっても、ハリス氏が7割とか、トランプ氏が7割とか、州内の地域によって、極端な数字が出てきます。激戦州の場合、これをならして、激戦になるのです。
例えば、ペンシルベニア州でも、最大都市のフィラデルフィアは、ハリス氏が圧倒しています。
トランプ氏は、州内の他の地域での優勢によって、それを取り戻す形となります。
今回は、ハリス氏が、民主党の常勝の地域で、バイデン氏よりも、やや勝ち方が少ない、数パーセントの違いですが、そうした傾向がありました。
逆に、トランプ氏は、例えば、前回は3割しかとれなかった地域で、それに若干の上乗せ票を獲得していました。
もともと、激戦州であったところで、数パーセントの上昇・下降があり、それが結果を左右したようです。
■共和党「不調」に歯止め
最近のアメリカでは、民主党が移民を大量に流入させ、その移民が民主党候補に投票するという、いわば、「反則技」な手法で、民主党が勝ち易くなっていました。
大都市圏では、その傾向はとくに顕著で、開票速報の中盤で、民主党の大統領候補が一気に上乗せしてくるのは、大都市圏がある州の開票が進むためです。
そして、開票速報の終盤に、激戦州の結果が出て、結果を左右するわけですが、今回の大統領選挙では、民主党の政治を変えなければならないという、米国民の姿勢が、共和党が被ってきたハンディを上回ったと言えるでしょう。
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【編集後記】
本来は、バイデン氏が途中で出馬を取りやめた時点で、民主党の候補者は、トランプ氏に負けるはずであったのですが、選挙戦の終盤まで、接戦となったことは、共和党側が被るハンディが、いかに大きいか、ということを示しています。
(児島)
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