トランプ氏も主張!工場の 海外移転が雇用に悪影響なワケ【NY1】

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 〜2024年11月12日 配信号〜

『トランプ氏も主張!工場の海外移転が

雇用に悪影響なワケ

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----きょうのご挨拶------

こんにちは。児島です。

これは、日本の失われた30年の原因でもあるのですが、工場を海外に移転し、そこから本国に輸出しますと、著しく雇用に悪影響があります。

もちろん、現地で生産、現地で消費であれば、問題はありません。どういうことなのか?

きょうのNY1メルマガです。(2024.11.12.)

------NewYork1本勝負----


トランプ氏もメキシコの工場を批判

アメリカのトランプ次期大統領は、これまで、しばしば、メキシコの工場からアメリカに輸出すれば、高額な関税を課す!と主張しています。

これは、どういうことなのか、と言いますと、人件費やコストが安いメキシコに、大企業が生産拠点を移し、そこからアメリカに輸出して、儲けようとしているわけです。

アメリカとメキシコは、南部で国境を接していますから、距離的には、すぐ近く、です。メキシコで生産して、売る先は、アメリカ、というわけです。

そして、国境をまたぐのは、すぐ近い距離、運ぶのは、簡単です。


■失われる雇用。波及のマイナスも大

この海外工場移転をしますと、まず、直接、雇用が大量に失われます。そして、それだけではありません。

かつての従業員が、買っていた小売店、ファーストフード店、レストランなど、あらゆる、周辺の店も寂れ、そこの雇用も失われるのです。

もちろん、海外の現地生産で、現地消費の場合は、問題ありません。

問題があるのは、売る先(輸出先、消費地)が、本国である場合です。


■日本のデフレ・スパイラル

日本のデフレ・スパイラルは、まさに、典型的でした。

しかし、トランプ氏のように、工場の海外移転を食い止めようとする、有力な政治家は、日本には、おらず、むしろ、大企業のリストラを後押しする動きが目立ちました。

このため、あっという間に、日本の雇用は失われ、貧困化も進んでしまいました。

今からでも、日本を消費地とする場合には、海外現地工場からの日本への輸出には、歯止めをかけるべきです。


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【編集後記】

日本では、このカラクリを指摘する声は、大きくなりませんでした。そもそも、このカラクリが、いまだに、あまり知られていません。(児島)


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