FRBは12月会合で0.25%利下げ、政策金利レンジ3.5%~3.75%に【NY1】2025.12.11.

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 〜2025年12月11日 配信号〜

FRBは12月会合で0.25%利下げ、政策金利レンジ3.5%~3.75%に


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----きょうのご挨拶------

こんにちは。児島です。

FRBは、12月のFOMC会合で、0.25%の利下げを決定しました。政策金利は、3.5%〜3.75%のレンジとなりました。また、短期国債の購入で、金融緩和的な姿勢を示しています。

きょうのNY1メルマガです。(2025.12.11.)

------NewYork1本勝負----


■FRB、予想通り0.25%利下げ

FRBは、12月のFOMC会合で、0.25%の利下げを決定しました。政策金利は、3.5%〜3.75%のレンジとなります。

インフレ抑制姿勢を、やや緩め、雇用の減速傾向に配慮しています。

結局のところ、金融政策は、インフレ率のコントロールと、景気や雇用の好循環とのバランスをいかにとるか、という話になりますから、FRBは、日本のような食料品の強いインフレは起こさずに、景気は、まずまずで、上手くコントロールしています。


■短期国債の購入で緩和的な姿勢示す

FRBは、今回の決定に合わせて、短期国債の購入を表明しています。

「FOMCが0.25ポイント利下げ、3人が反対票-26年は利下げ1回を予想」(12月11日 ブルームバーグ)https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2025-12-10/T72I66KJH6V600?srnd=jp-homepage


短期国債の購入は、中央銀行の伝統的な手法で、緩和的な作用を持っています。短期国債の購入で、雇用の減速傾向に対応しています。

FRBが、短期国債を購入することで、流動性が増すことになります。

日銀も、長期国債への対応をやめて、短期国債のオペレーションに専念すれば、良いのですが。

長期国債を中央銀行が抱えますと、巨額の含み損が生じる可能性があるためです。


■3人の反対意見は方向が異なる

12月のFOMC会合では、3人が反対していますが、2人は、据え置きを主張、つまり、インフレ対応を優先する考えです。

そして、1人は、0.5%の利下げを主張、つまり、もっと、緩和姿勢で良い、という考えです。

このように、反対意見の中でも、方向が異なるため、FRBの合意形成は、難しくなりつつあります。

(メルマガ 2025.12.11.号より)


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【編集後記】

従来のメンバーに加え、トランプ大統領に近いメンバーが、徐々に増えてきており、FRBの合意形成は、難しくなりつつあります。(児島)


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