【NY1メルマガ】パウエル議長も、利下げ示唆。焦点は低インフレ 2019.6.5.

『メルマガ読者サロンページ』
ご自由にお読みいただけますが、初回のみ、無料メルマガ登録をお願いします。
→無料メルマガ登録は、こちら。







パウエル議長も、利下げ示唆。焦点は低インフレ2019.6.5.


【メルマガ読者登録(無料)・登録解除】 http://www.movie-marketing.jp/melmaga-koukoku まぐまぐ殿堂入り・「MONEY VOICE」採用メルマガ http://www.mag2.com/m/0000270230.html 【号外広告のお問い合わせ】080-1721-5482(随時) http://www.movie-marketing.jp/koukoku2 −−−−−−きょうのご挨拶−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こんにちは。児島です。 セントルイス連銀のブラード総裁が、 利下げを示唆したことをお伝えしましたが、 https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/06/ny1frb-201964.html 続いて、パウエル議長が、4日、 シカゴで講演して、利下げを示唆。 やはり、低インフレの分析と、 利下げの可能性を示唆する講演でした。 きょうのメルマガです。 −−−−−−−−−−−−−−−−NewYork1本勝負−−−−−−−−−−− ■FRBパウエル議長、利下げの可能性を示唆 これは、FRB内部で、きちんと分析が 行われているのでしょう。 セントルイス連銀の ブラード総裁に続いて、 パウエル議長も、4日、シカゴで、 低インフレの分析と、 利下げの可能性を示唆する 講演を行いました。 ドル円は、6月5日の ニューヨーク時間も、 円高ドル安傾向で、 日本時間午後10時現在、 1ドル=107円95銭前後です。 ■筆者の分析「低インフレの謎は、雇用が原因」 さて、FRBでは、以前から、 低インフレの謎について、 議論されてきました。 グリーンスパン議長(当時)の頃も、 しばしば、低インフレの謎について、 議論されてきました。 筆者は、これは、 雇用が原因と分析します。 つまり、超長期サイクルの、 コンドラチェフサイクルが、 「冬の時代」は、 大量に雇用が失われたり、 大量に失われた雇用が、 徐々に回復したり、 という状況です。 コンドラチェフサイクルは、 1980年に、 ピークアウトして、 下降に転じたとみられますから、 それ以降は、景気は下降して、 雇用が失われる時代です。 ですから、当然、 仕事を失った人たちは、 買い物を楽しむどころでは、 ありません。 つまり、コンドラチェフサイクルが、 「冬の時代」は、雇用が弱く、 多くの人の雇用が回復するまで、 インフレ率は、低いままなのです。 そして、2010年ごろの、 コンドラチェフサイクルの 転換の時期を経て、 雇用は、徐々に回復しますが、 以前のようなレベルにまで戻るには、 20年ぐらい、かかるわけです。 つまり、みんなが、職に就けて、 正常化するまでには、 やはり、大恐慌のあと、 20年ぐらい、かかるわけです。 ですから、 コンドラチェフサイクルが、 下降30年、上昇40年としますと、 上昇し始めの前半20年間は、 まだ、雇用が全体に 行き渡っていませんから、 インフレ率は、上がりにくいのです。 ですから、金融政策は、 上昇し始めの20年間は、 金融緩和過多で、 ちょうどよいぐらいに、 なるでしょう。 一方、上昇期の後半の20年間は、 すでに、多くの人に、 雇用が行き渡っていますから、 インフレになりやすいわけです。 少々、金利が高めでも、 多くの人に仕事があり、 給与を得ているので、 景気は冷えにくく、 インフレになりやすいわけです。



■2030年ごろまで、インフレ率は上がりにくいか


こうして考えますと、
2010年から20年後の、
2030年ごろまでは、
インフレ率は、
上がりにくいと考えられます。


まだまだ、
全体に雇用が行き渡るのに、
時間がかかるためです。


そして、20年ぐらいで、
みんなの雇用が、良くなり、
今度は、インフレが
進みやすくなるのでしょう。


ですから、今の時期は、
「緩め」で、ちょうどよい、
ということになるはずです。




【まぐまぐ大賞2018】
マネーボイス部門トップ10入り
ニューヨーク1本勝負「連動メルマガ」
http://www.mag2.com/m/0001682243.html
毎週金曜日+緊急市況メール(こちらは有料版)



【編集後記】
FRBの低インフレに対する反応は、
早いですね。

日本でも、低インフレが、
雇用情勢の実像を示していることに、
気付いてくれれば、良いのですが。。
(児島)



※このメルマガは、長期の景気循環を念頭に、
経済のファンダメンタルズについて書いたもので、
短期的な個別株式、為替の値動きを示唆するものではありません。

※情報の収集には、万全を期しておりますが、
記事による、いかなる損失にも、責任を負うことはできません。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


長期景気予測:上昇(20年〜30年単位)
中期景気予測:円高・株安


■超長期の景気循環コンドラチェフサイクル

ロシアの経済学者コンドラチェフが
発見した、資本主義の超長期周期の
経済サイクル。
1929年のウォール街大暴落、
2008年リーマン・ショックと、
約70年前後とされる、大きな
景気変動の周期が存在しています。
https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/04/ny12017227.html


■景気対策には、GDPの増加が不可欠

低成長でも、良いではないか、
デフレでも良いではないか、
というのは、大きな間違い。
日本衰退・貧困化で、国民の
生活は、生存権ギリギリの
状態に転落するからです。
貧困を防ぐには、GDPの成長が
必要です。
https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/04/ny1201714.html


■コンサルタントが言う、グローバル化が失敗したわけ

グローバル化、自由競争は、各国が
個人消費を増やし、良好な経済で
あることが、公平性の前提です。
個人消費が低迷する国が、
輸出で一方的に儲けるのは、
隣の畑が良いからと、土足で
入っていくようなものです。
https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/04/ny12017124.html


■トランプ大統領は、なぜ中低所得層に人気なのか?

トランプ大統領の政策は、荒唐無稽に
とらえられていますが、実は正しい。
トランプ大統領は、NYでも、
クイーンズ出身。
経済政策の何が正しく、何が正しくない
かが、見えているのです。
https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/04/ny120161116.html



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
→NY1メルマガ最新記事は、こちら




完全無料!メルマガ読者登録はこちら


コメント