日本の地銀にも、シリコンバレーバンクや農林中金のようなリスクはあるはずだ【NY1】2025.10.20

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 〜2025年10月20日 配信号〜

日本の地銀にも、シリコンバレーバンクや農林中金のようなリスクはあるはずだ


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----きょうのご挨拶------

こんにちは。児島です。

アメリカの地銀株が波乱となっています。日本の地銀には、今のところ、大きな動きはありませんが、日本でも、長期債の金利上昇で、シリコンバレーバンクや農林中金と似た構図によるリスクは、ありそうです。

きょうのNY1メルマガです。(2025.10.20.)

------NewYork1本勝負----


■アメリカ地銀株の波乱

最近のアメリカの地銀株の波乱要因は、貸し出し先や、債券の発行体が破綻するなどのケースです。


(ご参考)

米地銀株急落、トレーダーの不安反映-まず売って理由は後で考える

(10月17日、ブルームバーグ)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-17/T491WXGOYMTG00


アングル:米地銀株安が日本に波及、利益確定の口実か根深い問題か(10月20日、ロイター)

https://jp.reuters.com/business/L3ODIYOX75LC5HSEPHFSNZKH6Y-2025-10-17/


必ずしも、シリコンバレーバンクの時と、同じ要因ではありませんが、アメリカの地銀株は不安定な状況です。

シリコンバレーバンクのときは、金利が大幅に上昇し、保有する長期債の下落(金利は上昇)によって、巨額含み損を生じたのですが、現在のアメリカは、金利上昇が一巡した状況で、取引先企業の破綻などが、地銀株を揺るがせています。

農林中金の巨額損失については、米国債の金利上昇が原因でした。

一方、日本は、アメリカよりも遅れて金利上昇局面となっていますから、シリコンバレーバンクや農林中金と同じパターンが起きやすいのは、これからです。


■日本の地銀にリスク

日本国債の金利が上昇を始めており、これは、むしろ、自然な金利水準への回帰であるのですが、長期債を大量に保有している金融機関があれば、シリコンバレーバンクや農林中金のようなことになります。

ただし、日本では、「保有継続」という特例が、会計上、認められるので、含み損の増大、という形になります。

「保有継続」については、こちらのブルームバーグの記事がよくわかります。


住生が一部国債を「保有継続」、含み損拡大で減損リスク回避-関係者(10月3日、ブルームバーグ)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-20/SYYDKKT1UM0W00


しかし、地銀クラスで、巨額含み損が生じた場合、「保有継続」だとばかり、言っていられないでしょう。

あまりに巨額な含み損の場合には、預金流出が起きますし、金融市場へのアクセスにも、問題が生じる可能性があります。

おそらく、10年ほども、巨額含み損を抱えた状態では、その金融機関には、当然リスクがあります。

途中で、リスクを減らすために、長期債を売却すると、損失が確定しますので、果たして、どうするのでしょう。

日銀は、日銀だから(大丈夫?)、ということで、これをやろうとしているのですが、はたして、地銀クラスで、日銀と同じように通用するのか?これは、相当な疑問です。

(メルマガ 2025.10.20.号より)


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【編集後記】

おそらく、日銀と同じようにはならないでしょう。経営危機になれば、保有する長期債を減らすしか、ありません。

また、日銀も、巨額含み損を抱えた状態で、債券の購入ができなくなれば、金利やインフレ率の暴騰も、あり得るように思えます。

(児島)


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