トヨタ創業家が「先手」。豊田自動織機に買収・非公開化を提案か【NY1】2025.4.27.

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 〜2025年4月27日 配信号〜

トヨタ創業家が「先手」。豊田自動織機に買収・非公開化を提案か


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----きょうのご挨拶------

こんにちは。児島です。

週明けの月曜日の株式市場で注目を集めそうなのが、豊田自動織機です。

報道各社が、トヨタ創業家による買収・非公開化が検討されていると報じています。

きょうのNY1メルマガです。(2025.4.27.)

------NewYork1本勝負----

■ 一般の人々にはイメージ薄い豊田織

豊田自動織機という会社に、一般の人々のイメージが薄いのは、仕方がない話であり、あまりにも、トヨタ自動車の存在が、巨大すぎるわけですが、少し、トヨタグループについて、知っている人や投資家は、トヨタ自動車の創業家の源流の会社で、「自動織り機」を製造・販売している会社、という認識を持つでしょう。

大正15年、1926年に、当時の豊田佐吉氏が、創業したのが、この会社で、ちなみに、関東大震災は、大正12年、1923年です。

■トヨタ創業家が資本政策で「先手」

「トヨタ創業家が豊田織に買収・非公開化提案-関係者」(ブルームバーグ 4月25日・26日)

トヨタ創業家の動きは、ブルームバーグなど各社の記事で報道されていますが、これは、明らかに、トヨタ株を保有する、豊田自動織機が、敵対的に買収される事態を防ぐとともに、トヨタグループの源流企業は、トヨタ創業家が、今後も掌握するという、「決意表明」でしょう。

セブン-イレブンを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが、買収にさらされており、創業家を中心とする「防衛」買収は、断念されたとみられていますから、こうした出来事も、トヨタ自動車の豊田章男会長など創業家を、「先手必勝」へと、後押しした形になるのでしょう。

豊田自動織機は、ブルームバーグの報道によれば、トヨタ自動車株の9.07%を保有しています。

また、フォークリフトなどの売上を、急速に伸ばしており、この分野での世界シェアはトップです。

フォークリフトと言えば、コマツや日立を連想しがちなのですが、豊田自動織機が、圧倒的に、この分野でトップとなっています。

豊田自動織機のホームページで公表されていますが、急速な売上高の伸びが確認できます。

豊田自動織機ホームページで
公表されている
「部門別売上高の推移」
(URLリンク)

ということは、もし、フォークリフトの分野で、敵対的な買収を仕掛ける企業や、企業連合が現れた場合、フォークリフトの世界シェアトップを握り、トヨタ自動車の大株主にも、なれるわけです。

つまり、単に、トヨタグループの源流企業で、トヨタ株を大量に保有しているだけではなく、フォークリフトの世界シェアトップ企業という意味が、急速に出てきたことになります。

トヨタ自動車の豊田章男会長は、2010年前後に(当時社長)、アメリカでのプリウスやレクサスの、急加速リコール問題に対応し、米メディアや世論の猛批判を受けたことがあり、2010年2月には、アメリカ下院の公聴会にも呼ばれています。

「トヨタ社長、米公聴会出席へ」(時事通信 2010年2月19日)

こうした、世界標準とも言えるのかどうか、厳しい体験もあり(当時の訪米では、米国のトヨタ従業員に励まされて、男泣きした、というエピソードも)、当時は、対応を誤れば、トヨタ自動車の存亡の危機にもなりかねないぐらいでした。

これを当時社長として、創業家の豊田章男会長は、直接経験しており、豊田自動織機についても、今のうちに、対応しなければ、海外勢を含めた、買収攻勢にさらされかねない、という判断なのでしょう。

(2025.4.27.号より)


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【編集後記】

セブン&アイが、創業家による「防衛」買収に失敗していることは、トヨタ創業家の動きを早めた可能性がありますね。

(児島)


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