NY1メルマガ2017.10.26「なぜ、今のタイミングで利益確定なのか」

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なぜ、今のタイミングで利益確定なのか
2017.10.26
こんにちは。児島です。 読者さんから、自民党が勝ったのに、なぜ、いま、利益確定?というご質問をいただきましたので、今号は、その、お話です。 ■調整は、マイナーな金融商品から このところ、オーストラリアドルや、ニュージーランドドルが、調整傾向です。このまま、すぐに下がるか、あるいは、上下動するのかは、判然としませんが、こうした「マイナー」なモノの動きは、要注意です。 株式市場でいえば、日経平均や大型株よりも、小型株の動きに要注目。ドル円や、日経平均などは、調整が始まっても、すぐに下がらずに、逆行して上がったりします。 しかし、「マイナー」な通貨ペアや、小型株は、調整が始まると、クジラのような投資家は、逃げられません。自分の売りが、暴落を誘発してしまうからです。ですから、「マイナー」な金融商品は、市場の調整に備えて、早めに動き始めるのです。 ■自民大勝でも、114円台維持できず ドル円をみましても、自民が大勝した翌日に、1ドル=114円を維持できませんでした。好材料なのに、すっきりした反応がないのは、要注意です。 ですから、まだしばらく、上昇する可能性はあるものの、保守的な投資家は、そろそろ利確、というわけです。 このメルマガで、今年初めから、書いてきましたが、年央からの株高・円安。これは、次の景気の下降の時期まで、つまり、来年初めまでが、当面の賞味期間です。ですから、そろそろ、終盤というわけです。目先の天井での「吹き値売り」を、提案しているのも、こうした観点です。 もっとも、超長期サイクルは、上昇転換していますので、日経平均が1万円を割り込むような調整は、ないはずです。 (ご参考)超長期の景気循環コンドラチェフサイクル
https://ny1-nikotama0001.blogspot.com/2019/04/ny12017227.html

2割とか、3割の調整、という感じでしょう。しかし、調整幅は、それなりにあるでしょう。



■大統領就任1年のジンクス


アメリカの大統領が就任して、1年が経つと、相場が調整するというジンクスもあります。新・大統領への期待から上昇した相場が、1年目ごろに、調整のタイミングを迎えるのです。

トランプ大統領も、そろそろ就任1年目です。この時期には、ある程度の、相場の調整は、避けられません。


■FRB議長交代、人民銀行総裁も

アメリカの中央銀行、FRBのイエレン議長の任期が、来年2月に迫っています。FRB議長の交代も、市場の調整要因です。どのような金融政策をとるのか、市場が疑心暗鬼となるのです。

ですから、テーラー(テイラー)FRB議長が誕生すると、いかに適任といえども、最初は、市場の混乱は避けられません。わずかながら、イエレン議長の続投も、可能性は残っているものの、FRB議長人事も、要注意です。

また、アメリカに次ぐ、GDP世界2位の中国の、中国人民銀行(=中央銀行)の周小川総裁も、交代するといわれています。周総裁は、これまで、中国の不動産バブル崩壊などを回避し、世界の金融界の評価も高い人物です。周総裁に代わる人物は、今のところ、思い当たりません。つまり、周総裁が交代すると、中国経済にも、波乱要因ということです。

世界のGDP1位と2位の国で、同じ時期に、中央銀行の議長・総裁が交代するというのは、あまりないことです。このように、アメリカ大統領の就任1年、FRBや中国人民銀行のトップ交代ということが、重なります。

アメリカの金融政策の正常化は、必要となっていますから、大きな目で見た、景気の持続のためにも、金利の引き上げは、不可欠です。タイミング的に、市場は、超長期の景気サイクルが上昇する中でも、一時的な不況の時期に、入ろうとしています。(2017年10月26日)



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