【NY1】✅バークシャーといえば、ウェルズ・ ファーゴだったが・・ バフェット氏、全株売却を決断か

 バークシャーといえば、ウェルズ・ファーゴだったが・・バフェット氏、全株売却を決断か2021.05.18


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こんにちは。児島です。アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が率いる、バークシャー・ハザウェイが、カリフォルニア州に本社がある金融機関ウェルズ・ファーゴの保有株式を全株売却したことが明らかになりました。

バークシャーといえば、金融株は、ウェルズ・ファーゴだったのですが・・









■バフェット氏、投資を大転換?

ロイター通信によりますと、
著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは、保有する米銀大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)の株式をほぼ全て売却しました。
バークシャーが17日に規制当局に提出した文書で明らかになりました。(=ロイター17日、以上)

アメリカの著名投資家で、「オマハの賢人」とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏。(Warren Buffett)

ネブラスカ州オマハに本社を置く投資会社、バークシャー・ハザウェイのCEOです。(Berkshire Hathaway Inc.)

バフェット氏は、バリュー投資の超有名な投資家で、わかりやすいビジネスに、まとまった投資を行います。バフェット氏の行動の一挙手一投足は、世界の投資家が注目しています。

そのバフェット氏が、金融株の中では、お気に入りだった、ウェルズ・ファーゴの全株を売却してしまったようなのです。

ウェルズ・ファーゴは、(Wells Fargo & Company)カリフォルニア州サンフランシスコに
本社がある、アメリカ有数の金融機関で、なんといっても、バークシャーが1989年から投資を続けてきた金融機関です。

バフェット氏といえば、ウェルズ・ファーゴ、
あるいは、バークシャーといえば、ウェルズ・ファーゴというように、金融株の中では、中核投資銘柄でした。

保有比率は、ウェルズ・ファーゴの発行株式の1割近くに及び、バークシャーは、筆頭株主でした。

バフェット氏の投資スタイルは、バリュー投資ですから、拙速な投資は、ほぼないです。安定した投資手法なのです。

そのバフェット氏が、ウェルズ・ファーゴを全株、売り払うというのですから、世界の投資家、経済メディアも、驚きました。


■ウェルズ・ファーゴで問題が起きていた

ウェルズ・ファーゴでは、営業成績を上げるために、勝手に顧客のローンや、カードをつくるという、不祥事がありました。

バフェット氏は、これを批判していたのですが、明確な対応策が、とられなかったのでしょうか?バフェット氏(バークシャー)と、ウェルズ・ファーゴの経営陣との間で、何らかの認識の違いが生じていることは、確実と思えます。

安定したバリュー投資家のバフェット氏が、全株を売り払うという決断を下した様子ですから、バフェット氏が納得できない、余程の話なのでしょう。


■1989年の株価は、わずか2ドル台

もっとも、バフェット氏がウェルズ・ファーゴへの投資を開始した1989年のウェルズ・ファーゴの株価は、わずか、2ドル台です。

株価は、その後、安定して上昇し、2014年〜2019年には、50ドル台に到達していました。

コロナショックで、2020年には、一時、23ドル〜25ドル前後に急落しましたが、直近の2021年5月17日では、株価が回復しており、47ドル90セントです。

どの水準で、買ったか、売ったか、ということはありますが、おおむね、2000年までの買い付け分は、半値以下のレベルですから、余程、50ドル台の高値圏で買い込まない限りは、余裕の投資です。(実際には、年次決算で、その都度、利益・損失計上されます。)

コロナ禍から、ウェルズ・ファーゴの株価も戻った時期であり、バフェット氏にしては、珍しい、全株売却という決断を、行ったようです。



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【編集後記】
バフェット氏は、あまり、拙速な投資は、行わないバリュー投資家です。大量に、全株売却は、珍しいですね。
(児島)


【NEXT】

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