【NY1】✅FRB理事人事、シェルトン氏・ウォラー氏を 上院銀行委が承認(2020.7.22)

✅FRB理事人事、シェルトン氏・ウォラー氏を 上院銀行委が承認


こんにちは。児島です。 トランプ大統領が、 FRB理事に指名し、 上院で承認手続きが 進められている、 シェルトン氏とウォラー氏。 上院銀行委員会で、 両氏が承認され、 本会議を待つ状況です。 (2020.7.22)

✅2名承認でも、1名承認でも、ドル安要因に 

 トランプ大統領がFRB理事に指名し、 上院で承認手続きが進められている、 シェルトン氏とウォラー氏。 両氏は、上院銀行委員会で 承認され、 次は、上院本会議での承認の 有無となっています。 2名のうち、ウォラー氏は、 セントルイス連銀の 内部の人間で、 上院本会議でも、承認が 確実視されています。 一方、シェルトン氏は、 トランポノミクスに、 近い考え方で、 欧州復興開発銀行の 米国代表です。 トランプ大統領は、 2名の承認で、 FRBの金融政策を、 経済刺激型に 誘導する狙いですが、 シェルトン氏の 上院本会議での承認は、 微妙な情勢です。 しかし、いずれにしましても、 FRB理事のメンバーは、 徐々に、経済刺激派が、 多くなってきており、 パウエル議長にも、 影響し始めているようです。 

 ✅かつて、レーガン大統領が同じ手法 

 このように、 FRB理事のメンバーを、 徐々に経済刺激派へと、 入れ替える手法は、 レーガン大統領(当時)と、 同じ手法です。 当時は、 ボルカー元FRB議長が、 金融引き締め策で、 アメリカ経済を締め付け、 経済が停滞していました。 政策金利は、一時20%まで 引き上げられ、 景気の悪化で、困窮した農家が、 トラクターでFRBに乗り付ける、 という騒ぎまで、起きています。 このため、 レーガン大統領は、徐々に、 FRB理事のメンバーを入れ替え、 ボルカー氏は、 1987年に辞任しますが、 このときは、 レーガン派の理事に 「取り囲まれた」状態であり、 有無を言わせない状況でした。 こうした話について、 日本のメディアは、 ほとんど伝えず、 インフレ・ファイターとしての 美談ばかりが、 報じられてきました。 

 ボルカー氏は、2019年12月に、 死去していますが、 現在のFRBで起きているのは、 かつてと同様に、 理事のメンバーが、 徐々に入れ替わっている、 ということです。 ですから、今回の上院の承認が、 1名でも、2名でも、 経済刺激型で、 ドル安要因となることが、 見えているわけです。

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