NY1メルマガ2018.10.31「信用されない日銀の「通貨高」現象、どうなる?」

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信用されない日銀の「通貨高」現象、どうなる?
2018.10.31
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---きょうのご挨拶-------


こんにちは。児島です。

きょうは、日銀の金融政策(定例)が、
発表される日ですが、
目標インフレ率2%と言っても、
誰も信用しないという事態です。


日銀が、全く信用されていないわけですが、
一方で、通貨の信任度(=デフレ現象)は、
異常に強い状態です。


果たして、これは、
どうなろうとしているのでしょうか。


きょうのメルマガです。


------NewYork1本勝負----



■信用されない日銀、信用度が強すぎる「円」


いびつな、異常現象が続いています。


日銀が、物価上昇率(インフレ率)の
目標2%と言っても、誰も信用しません。


しかし、中央銀行が、
全く信用されていないにもかかわらず、
その通貨の「円」は、
異常な通貨高(=デフレ状態)です。


デフレ状態が続くのは、
日銀が短期金利を高めにしているからで、

いわゆる「普通預金的なもの」の金利が、
高いから(=金融引き締め)である、
という話は、
これまでも読者の方にお伝えしてきました。

※筆者追記 2020.10.17
インフレ率と比較した相対的な高金利。
=普通預金が何年後も目減りしない状態。
昔の日本は、普通預金は実質目減りした。※


普通預金的なものの金利が高いので、
日銀当座預金や、企業の内部留保が、
「有利」となり、積み上がっているわけです。


マネーは、市中に出てゆかず、
マネー不足=デフレになります。



こうしたデフレ状態は、
「通貨の信任」が強すぎるときに、
起きます。


そして、国民生活には、大きなダメージ。


しかし、日銀は、信用されていません。


この異常な「ねじれ」は、
どのような結末を迎えるのでしょう。




■いずれ、「ねじれ」は解消するが・・


この「ねじれ」は、いずれ解消します。


歴史をみても、通貨高のまま、
ということは、あり得ないからです。


英国のポンド安のようなことに、
なるのか?


幕府の滅亡や交代か?


果たして、違うことが起きるのか?


戦乱や大災害による、
「ねじれ」解消がよくあることも、
以前のメルマガで、書いた通りですが、
https://www.mag2.com/p/money/526740

国民にとっては、
現在の「デフレ金融政策」が、
いち早く、転換されることを、
のぞむばかりです。




■世界的には、政策転換が起きている


世界に目を向けますと、
グローバル路線の修正という形で、
政策転換が起きています。


ドイツのメルケル首相も、
さすがに、国民の反移民・反難民感情が、
「爆発状態」であり、
党首交代しか、方法がなかったのでしょう。


メルマガでお伝えしてきましたとおり、

ドイツでは、移民や難民による、
ドイツ国民の雇用機会の減少、
治安悪化が、明らかとなり、
メルケル首相の路線に、
国民が、反対の声を上げているのです。


アメリカが、トランプ大統領となり、
ポルトガルは、左翼政権。


イタリアは、「同盟」「五つ星運動」の
政権へ。


ブラジルのボルソナロ大統領の
右派の新政権。


英国でも、メイ首相は、
「袋小路」に入ってしまっており、
前ロンドン市長、前外相の
ボリス・ジョンソン氏らの意見が、
強まっています。


世界的には、
「大衆のための経済政策」が、
トレンドになってきているのです。


ポルトガルは、左翼ですが、
各国の政策は、右・左にかかわらず、
グローバル路線を修正し、
自国民の保護や、内需振興に、
重点を置いています。


つまり、右か、左かは、
あまり関係なく、
国民本位かどうか、ということです。



こうした世界的な潮流の中で、
日銀は、国民を苦しめる、
デフレ=通貨高の金融政策を、
ずっと持続しているわけで、

大衆路線、インフレ率回復、
金利回復という、
世界的なトレンドの中で、

日銀のデフレ政策(失敗)が、
いずれ、明らかとなり、
何らかの大規模な転換を、
せざるを得ない状態となるでしょう。



その時は、くれぐれも、

株価対策で、
日経平均2万円超で
日銀が買った、
ETF(株式)が損失となっても、

国民負担とか、
言わないでいただきたいものです。


日経平均1万円割れの頃なら、
まだしも、

現在の株価水準で買って、
最終的に損失となっても、
何ら不思議はありません。



短期金利をの水準を高くして、
デフレを持続させ(=金融引き締め)、
一方でETF(株式)を買うという、
極めて矛盾した、金融政策の結果は、

国民負担ではなく、
負担は「日銀第一」でお願いしましょう。
(2018.10.31)


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【編集後記】
中央銀行が、国民に、
全く信用されていない中での、
通貨高(デフレ)現象。

この不思議な現象は、
いったい、
どういう結末を迎えるのか?
(児島)





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