NY1メルマガ2019年3月「英国は、合意なきEU離脱の可能性高まる」

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英国は、合意なきEU離脱の可能性高まる
２０１９年３月

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－－－－－－きょうのご挨拶－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－


こんにちは。児島です。

ドタバタの英国のEU離脱ですが、
さすがに、合意なき離脱の可能性が、
高まっています。

このまま、離脱期限を
迎えるのでしょう。

きょうのメルマガです。


－－－－－－－－－－－－－－－－NewYork１本勝負－－－－－－－－－－－



■ドタバタも、終盤


英国のメイ首相が、
ストラスブールで、急遽、
EUのユンケル欧州委員長と、
合意した修正案も、
英国の下院で、否決されました。


さすがに、こうなっては、
このまま、EU離脱期限を
迎える可能性が高いです。


合意なき離脱ですが、
もともとの、英国とEUの関係に、
戻るということですから、
過度の悲観は、必要ないでしょう。


ポンド相場も、
あまりの乱高下が続いて、
反応が限定的になってきています。



■やはり、北アイルランドDUPが焦点


今回の下院での投票を見ていて、
北アイルランドの政党DUPが、
修正案に反対姿勢を示したことから、
否決される可能性が、
高いと思われました。


というのは、もともと、
メイ首相の保守党は、DUPとの連立により、
政権を握っています。


つまり、DUPが、反対であることは、
メイ政権の存立基盤から考えますと、
可決には、数が足らない、
ということを示します。


保守党の中から、
メイ首相の修正案に
賛成する議員が増えても、
過半数というところでは、
やはり、DUPの賛成が、
不可欠となります。



■かなり、市場に織り込まれている？


このところ、ポンドの変動幅が、
上下に大きいとはいうものの、
破局的なレベルでの相場変動では、
なくなってきています。


もちろん、警戒は必要ですが、
あまりのドタバタぶりに、
市場も、かなり、
織り込んできているのでしょう。


英国は、このまま、
合意なきEU離脱へと、
進んでいくのでしょう。





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【編集後記】
きのう夜から、
きょう未明にかけての、
ポンドの乱高下も、
すごいものでした。
まさに「ドタバタ劇」でした。
（児島）




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