NY1メルマガ2019年1月「露見する、日本のデフレ不況」

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露見する、日本のデフレ不況
2019年1月
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■日銀の株価かさ上げで、デフレをごまかし


結局、日本のデフレ不況は、
戦後最悪レベルで、
激しいものなのですが、
日銀が、株式(ETF)を
大量に買ったりして、
株高などでごまかしている、
ということです。


先日、DIAMOND onlineの記事で、
日銀が「大株主」になる企業100社ランキング!
(2017.9.21、ダイヤモンド・オンライン)
をみかけたのですが、
驚くべきデータが、紹介されています。


2017年8月末時点で、
ファーストリテイリングの浮動株では、
63.2%を日銀が保有しているとのこと。

また、日銀が、浮動株の、
2割、3割保有というのが、
ずいぶん出ていました。


それで、この記事は、
2017年なのですが、
その後も、日銀は、1日に約700億円とか、
株式ETFを買う日も、ありますから、
どんどん、もっと、
保有が増えているわけですね。


もうこれは、ほとんど、「買い占め」と、
言えるのではないでしょうか。


日銀の株式ETFの購入がなければ、
自然な日経平均の株価は、
かなり低いはずです。


株価が高いから、
景気は良い、という話にしているわけで、
これは、株価をゆがめて、
景気認識をゆがめているわけです。


こういうわけですから、
実際のところは、
日本のデフレ不況が激しいというのは、
国民感覚や、街中の様子の方が、
正しいと言えるでしょう。


いくら、日銀が、
株価だけ、持ち上げてみたところで、
デフレ不況は、隠しようがない、
ということでしょう。



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【編集後記】
ちょっと、日本経済は、
大変なレベルですね。

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