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〜2026年11月5日 配信号〜
『アメリカ中間選挙の上院選をテクニカルに分析すると・・』
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----きょうのご挨拶------
こんにちは。児島です。
アメリカの中間選挙は、現職の大統領側が、負けるのが普通のことなのですが、今回の共和党の大敗は、予想以上でした。
アメリカの方が、欧州や日本に比べて、景気は良いのですが、アメリカ国民の生活改善には、まだ、時間がかかるのでしょう。
さて、アメリカの下院選挙は、2年ごとに全議席(435議席)が改選されるため、シンプルです。(下院議員の任期2年)
大勝利や大敗北があっても、結果は、2年で変わることもあります。
一方、上院選挙(全議席100議席)は、上院議員の任期が6年で、全議席の3分の1が、2年ごとに改選されます。
今回の上院選挙は、実は、共和党には、テクニカルに、厳しい状況があったのですが、こうした面を詳しくみてみましょう。
きょうのNY1メルマガです。(2026.11.05.)
------NewYork1本勝負----
■大統領側は、負けるのが「普通」
アメリカの中間選挙は、ほぼ、現職の大統領側が負けるのが、「普通」です。
これは、トランプ大統領に限らず、ほとんどの歴代大統領が、中間選挙では、負けているのです。
なぜなら、理想と現実、つまり、大統領への期待が、就任後は、剥落してしまうことが多いわけです。
特に、大統領選挙で理想を語り、期待を集めたケースでは、現実の国民生活は、改善しているのかどうかで、厳しい有権者の審判を受けます。
ですから、現職の大統領側、今回は共和党ですが、共和党は、余程の国民生活の改善を示せないと、負けやすかったのです。
■下院選挙は、シンプル
中間選挙のうち、下院議員選挙は、シンプルです。
アメリカの下院議員の任期は、2年間で、中間選挙と、大統領選挙の際に、全議席が改選されます。
435議席全てが、2年で改選されるという、シンプルな仕組みです。
ですから、結果は、大勝利、大敗北と、いろいろですが、それは、2年間だけの話ですから、あまり、「尾を引かない」、結果の「貯金もしにくい」、というわけです。
アメリカのニュースや、開票速報では、下院は「House」と表示されます。
■上院選挙をテクニカルに分析
さて、全議席(100議席)のうち、3分の1ずつが、2年ごとに改選される、アメリカの上院議員選挙を、みてみましょう。
こちらは、ちょっと、テクニカルにみる必要があります。
アメリカの上院議員の任期は、6年間で、各州から2名ずつ、全議席は、100議席となります。
アメリカのメディアの開票速報では、そのときの改選よりも、改選・非改選を合わせた、上院の過半数を焦点としています。
つまり、非改選を含めて、過半数の51を確保するのは、共和党か、民主党か、で、報じますから、実は、その時の上院選挙で、勝っているのか、負けているのか、わかりにくいケースもあるのです。
今回の中間選挙の前の、上院の勢力は、共和党53議席、民主党系47議席(民主党45議席・無所属2議席)でした。
過半数は、51議席ですから、共和党が過半数を握っていると言っても、わずかに超えている、という状況でした。
さらに、今回の上院改選議席は、35議席(通常33議席、補選2議席)でしたが、その改選前の内訳は、共和党が22議席、民主党が13議席でした。
改選前の内訳をみますと、これは、かなり、共和党が勝たないと、難しいことがわかります。
今回は、仮に、互角の戦いであっても、共和党は、上院全体の過半数をめぐっては、負ける可能性が、強かったわけですね。
今回、選挙がない、非改選の上院の勢力は、共和党31議席、民主党系34議席となっており、共和党には、もともと、厳しい選挙であったのです。
そして、2026年の中間選挙で、上院の改選議席35議席(通常・補選)の勝敗は、原稿執筆時点(日本時間の11月5日16時)で、アメリカのNBC NEWSによりますと、共和党13議席、民主党20議席、残り2議席となっています。
今回の中間選挙での、上院の改選議席の推移は、次のようになります。(原稿執筆時点)
改選議席数35議席
改選前
共和党22議席
民主党13議席
2026年中間選挙
共和党13議席
民主党20議席
(残り2議席)
NBC NEWSによりますと、改選・非改選を合わせた上院全体の勢力は、共和党44議席、民主党54議席、残り2議席となっています。(日本時間11月5日16時現在)
■「尾を引く」上院選挙の結果
今回の結果は、上院に関しては、6年後まで、「尾を引く」ことになります。
今回の上院改選議席については、基本的に、6年後まで、ほぼ、そのままですから、共和党にとっては、上院の過半数をとるのは、かなり、難しい時期が続くことになります。
テクニカル的には、今回の中間選挙は、共和党が上院選挙で負けても、ある程度やむを得ない状況であったものの、大敗した結果については、今後6年間、影響する、ということになります。
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【編集後記】
共和党が上院で過半数を奪還するのは、かなり、大変になった、ということが、今回の中間選挙で明らかになりました。
(児島)
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