【NY1】✅所持金100円でも、世田谷区「10万円渡さない」。 都知事選にも影響(2020.7.6)

✅所持金100円でも、世田谷区「10万円渡さない」。 
都知事選にも影響(2020.7.6) 


こんにちは。児島です。 東京都知事選挙は、 即日開票の結果、 現職の小池百合子氏が 再選されました。 約620万票を、午後8時過ぎから、 翌2時過ぎまでの、 約6時間で開票していますから、 先日のメルマガで お伝えしましたが、 定額給付金も、 職員を動員すれば、 すぐ開封できるのです。 さて、 この10万円給付金をめぐって、 世田谷区は、 所持金100円の場合でも、 「10万円は渡さない」 としています。 さすがに、これは、 定額給付金の闇と言えるでしょう。 きょうのメルマガです。 
(2020.7.6メルマガ)


✅都知事選、即日開票で小池氏が再選 

7月5日(日)に即日開票が 行われた東京都知事選。 先日のメルマガで お伝えしましたように、 職員を動員すれば、 定額給付金の開封作業も 早いのです。 選管発表では、 翌7月6日午前2時17分に 確定していますから、 7月5日午後8時過ぎの開票から、 約6時間で、投票総数620万票を 開票しています。  

結果は、選管発表で、 次のようになりました。 

 「東京都知事選挙」 
当日有権者数1129万229人 投票者数620万9940人 
投票率55.0%(前回59.73%) 

小池百合子・当選 366万1371票 (得票率59.7%)  
宇都宮健児 84万4151票 (得票率13.8%) 
山本太郎 65万7277票 (得票率10.7%) 
小野泰輔 61万2530票 (得票率10.0%) 
※上位4人まで表示

投票率は、最近の知事選としては、 55%あれば、まずまずです。 宇都宮氏、山本氏が、伸び悩んでいます。 この要因の1つとして、世田谷区では、 こんなことが起きていた(起きている)のです。 


✅所持金100円でも「10万円渡さない」 

国の定額給付金10万円は、 それぞれの自治体によって、 振り込まれていますが、 世田谷区では、6月初旬の予定が、 1ヶ月以上遅れ、7月に入っています。 当然、生活に困窮したり、 食べ物を買えない、家を追い出される、 というような悲鳴があがっています。 しかし、世田谷区では、 1ヶ月以上遅れているにもかかわらず、 所持金100円程度の人にも、 「10万円は渡さない」と言っているのです。 


✅もはや「闇」対応 

理由について、窓口給付は、 コロナウイルス感染防止のため、 行えないとも言っています。 しかし、世田谷区の本庁舎、 出先機関をのぞきますと、 ともに通常通りに開かれています。 つまり、透明の仕切りなどを使って、 通常通りに窓口業務を行っていますが、 給付金だけは、なぜか、 感染防止のために行わないらしいです。 

もっとも、これは、 すべての人に窓口給付すべき、 という話ではなく、 所持金が非常に少ないとか、 破たんの危機にあるとか、 家族の食料が買えないとか、 そういう場合に限っての話です。 通常の振込給付の場合でも、 金融機関で出金するわけですから、 感染防止の観点では、 あまり意味ありませんね。 

以前、東京都内の台風の避難所で、 ホームレスが住民票がないからと断られ、 批判を受けたケースがありましたが、 コロナウイルス問題で、2~3ヶ月間も、 収入が激減したようなケースでも、 世田谷区は、すぐに10万円は渡さないと 言い張るのです。 もう7月になっているのですが。 


✅給付金専用ダイヤルは、民間オペレーター 

当然、苦情を言う住民が、 増えるわけですが、 定額給付金の専用ダイヤルは、 委託会社のオペレーターです。 しかも、具体的な進捗状況は、 ほとんど答えられず、要するに、 時間をかけて適当にあしらって、 世田谷区の職員が対応しなくて済むように、 「防波堤」を雇っているわけです。 


✅給付予定を段階的に引き延ばし 

しかも、世田谷区の発表は、 意図的に給付時期を、後ずれさせて 発表しています。 

月初旬 
6月上旬 
申請から2週間後(つまり6月中旬) 
6月下旬 
6月末 
(そして7月へ) 

 しかし、実際は、6月前半は、 郵送分6000件しか、 振り込んでおらず、 6月後半から、 1日あたり8000件から 1万件ペースです。 これでは、当然、 最初から7月給付は、ほぼ確定的です。 (世田谷区の対象は、約49万世帯。) 

当然ですが、最初の方の時期の、 6月1日、2日、3日に 到着した郵送分は、 その後も、物理的に 増えも減りもしませんので、 この対応量が、 日ごとに増えることはないのです。 

しかし、最初に「7月になった」と言えば、 増員しろという話になるので、 当初の「計画」どおりに、 給付が1ヶ月遅れになるよう、 6月下旬まで、振込件数を発表せずに、 隠してきたのです。 その背景にあったのが、都知事選です。 


✅左派の世田谷区長、宇都宮氏・山本氏を支援 

現在の世田谷区長は、 東日本大震災の直後に、 「反原発」を旗印に入ってきた人で、 今回の都知事選でも、 宇都宮氏や山本氏の活動を、 ツイッターで報告し、支援しています。 元社民党で、左派の人です。 

世田谷区では、 10万円給付金は、5月28日から、 区への申請書を送り始めましたが、 6月前半は、6000件の 振込の進捗しかなく、 事実上、放置しています。 そして、その間、世田谷区長は、 ツイッターで、政府の対応の批判を 繰り広げていたのです。 もちろん、 政府に対して批判すべきことは、 多いですが、給付金を遅らせてまで、 マッチポンプのように 政府批判を繰り返すのは、問題です。 

この世田谷区長の思惑としては、 給付金を遅らせることで、 政府批判、現職知事への批判が出て、 その受け皿として、 都知事選で宇都宮氏、山本氏の 得票が増えるという 算段だったのでしょう。 しかし、これでは、 宇都宮氏、山本氏にとっても、 「ありがた迷惑」です。 


✅都知事選の結果は、まさに逆効果 

このような給付の遅れを 「演出」していては、 左派にとっても逆効果になるという話は、 選挙期間中も、出ていたのですが、 開票してみますと、やはり、 宇都宮氏と山本氏の票は、 少ない印象です。 漁夫の利は、現職の小池氏でした。 

今回の給付金の対応に、 当然、世田谷区の住民は、 カンカンで、 世田谷区長が推す候補には、 絶対に入れない、 投票先を変えた、 という話が出ていました。 

また、世田谷区以外の住民でも、 世田谷区で左派の区長が、 10万円を払わないのを見て、 左派の宇都宮氏や山本氏が、 もし知事になったら、 世田谷区長と同じように、 住民いじめや低所得者への 経済的迫害を始めるのではないかと、 連想が働きました。 

当然、宇都宮氏や山本氏に 投票で入れる人は、少なくなります。 ですから、今回の都知事選は、 給付を1ヶ月遅れにしたうえ、 所持金100円でも 「10万円は渡さない」という 異常な姿勢を示している 世田谷区の状況が、 少なからず影響を与えたと 言えるでしょう。
(2020.7.6メルマガ)


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