NY１メルマガ「英国ブレグジット、２つの動き」2019.3.19

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英国ブレグジット、２つの動き

2019.3.19



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−−−−−−きょうのご挨拶−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


こんにちは。児島です。

英国のブレグジットで、
新たな、２つの動きです。

きょうのメルマガです。


−−−−−−−−−−−−−−−−NewYork１本勝負−−−−−−−−−−−



■英国下院議長が、再三の採決に難色


欧米の複数メディアが、英国下院の
バーコウ議長の声明を報じています。

「メイ首相のEU離脱案、
３回目の採決を英議会議長が事実上禁止」
（ブルームバーグ３月１９日）



確かに、英国下院では、
次々と、ブレグジットの議案が、
まるで、ベルトコンベアーのように、
採決が行われてきましたね。


これでは、あまりに、下院の品位を、
軽んじているようにも見えます。


こうしたことから、
今回のニュースで、
世界的に有名人となった、
バーコウ議長が、動いたのでしょう。


毎回毎回、採決のニュースには、
バーコウ議長が、でてきますから・・


つまり、同じような議案は、
何回も、採決には、かけませんよ、
という話です。


これは、メイ首相にとっては、
同じ案を、何とかして、
賛成してもらおうという戦略が、
通じなくなります。



■リースモグ議員、メイ首相案を支持の可能性


一方、これまで、
「強硬派」といわれてきた、
保守党の議員の中にも、
変化がありました。


裸となった女性学者に、
テレビ番組で、
詰め寄られたりもした、
保守党のリースモグ議員。


リースモグ議員が、
EU離脱の延期より、
メイ首相案が、まし、と、
態度を軟化したと、
メディアが報道。



英与党の離脱派議員、
メイ首相案支持を示唆「EU残留よりまし」
（ロイター３月１８日）



このリースモグ議員も、
今回のブレグジットのニュースで、
すっかり、「世界の有名人」ですね。


これまで、「強硬派」で
あったわけですが、
話がまとまらずに、
１年も２年も期限を延期するなら、
EUを離脱しないのと変わらない、
わけですね。


このように、
リースモグ議員ら「強硬派」は、
軟化の兆しです。



一方で、下院議長は、
もう、同じ話なら、やらない！！
ということですから、

この２つの動きが、
どのように作用するのか、
これまた、微妙なことに
なってきています。

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