NY1メルマガ2018.5.12「世界金融史上、異常な政策を続ける日銀」

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世界金融史上、異常な政策を続ける日銀
2018.5.12
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■世界金融史上でも、異常な政策を続ける日銀


日本のデフレは、世界の金融史上でも、異常であり、
現在の日銀の金融政策は、歴史上、最悪とも言えます。


日銀は、1990年のバブル崩壊の前後にも、
誤った金融政策で日本経済にダメージを与えました。


バブルの膨張を放置、そして、バブル崩壊後の、
過度な金融引き締めという、
混乱時に、逆向きの金融政策を実施したのです。


これは、過去の有名な話でありましたが、
いま、再び、世界の金融史上でも、ほとんど例がない、
過度なデフレの金融政策を、長期間行うという、
金融史上でも、最悪と言えることを行っています。


おそらく、時間が経過して、
経済史や、歴史の教科書がつくられたときに、
特筆すべきような事なのです。


不思議なことに、安倍政権を批判するデモがあっても、
日銀の金融政策(デフレ政策)を批判するデモは、
目にしません。


実際は、日銀の金融政策が、国民生活に、
大きな影響を与えているにも、かかわらず、です。


これは、不思議なことです。


最近、経済メディアで見かける、
日銀の「正常化」「副作用」という論調は、
まったく逆です。


日銀は、もはや、2%のインフレ目標も、
事実上、「放棄」したわけですから、

ここは、官邸主導のリフレ派に、幹部を一新し、
デフレ脱却のためのマイナス金利政策を、
強力に進めるべきです。




■目的ではない、「マイナス金利」


何も、「マイナス金利」自体に、
意味があるということではありません。


日本の、現実のインフレ率に連動した、
政策金利に調整する必要がある、というだけのことです。


日本の場合は、インフレ率が低すぎるため、
政策金利は、必然的に、
マイナス金利になる、というだけのことです。


アメリカのFRB幹部は、マイナス金利には関心がない、
と、涼しげに言ってきましたが、

これは、「名目マイナス金利」には関心がない、
という形で、理解をしなければなりません。


アメリカは、インフレ率が、日本より高いためです。


アメリカは、「実質マイナス金利」は、
従来から、やっています。


(参考記事)「物価2%」の結果に明暗。
日本と米国のデフレ対策、どこで差がついたか
http://www.mag2.com/p/money/450305


もはや、アメリカは、デフレを心配する必要がないため、
こうした議論も、必要ないわけですが、

日本は、いち早く、リフレ政策でデフレを脱却し、
国民生活を回復させる必要があります。




【編集後記】

日本では、中小零細企業、個人ともに、
まだ、厳しいデフレが続いています。

収入(売り上げ)が少ない、
このため、購入サイドの立場でも、低調となり、
需要が極めて弱い、というわけです。


「人手不足」報道も、実際は、売り上げ不足です。

売り上げがあれば、困りませんからね。
(=買う側が順番待ちになる、あるいは賃上げ)


(デフレの参考記事)
マクドナルドは、「日本をデフレ」と認定
http://www.mag2.com/p/money/426191


1日も早く、インフレ率2%を、
達成してもらいたいですね。




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