NY1メルマガ2017.8.18「景気サイクル上昇期に起きた、前回の朝鮮戦争」

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景気サイクル上昇期に起きた、前回の朝鮮戦争
2017.8.18



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－－－きょうのご挨拶－－－－－－－－－－－－－－


こんにちは。児島です。

前回の朝鮮戦争が起きたのは、１９５０年です。

このときも、景気サイクルの上昇期でした。

今も、上昇期に転換したところですから、
なぜか、朝鮮半島の危機は、この時期にあたっています。


－－－－－－－－－－－－－NewYork１本勝負－－－－



■前回の朝鮮戦争も、同じサイクル


前回の朝鮮戦争は、１９５０年に始まり、約３年間続きました。


このときも、実は、超長期の景気サイクルが、
上昇転換した時期、だったのです。


１９４５年８月１５日に、第二次世界大戦が終わり、
約５年がたって、日本は、どん底から回復へと向かう時期でした。


結果的には、朝鮮特需で、日本が経済力を回復させる
きっかけになったわけですが、
今回の北朝鮮危機も、超長期の景気サイクルでは、
同じようなタイミングとなっています。



■代理戦争が起きやすい時期？


考えられるのは、何か大きな問題が、一段落して、
いわゆる「代理戦争」が起きやすい時期なのかもしれません。


前回は、第二次世界大戦が終わり、
アメリカと、中国やソ連との対立が、顕在化する時期でした。


第二次世界大戦のときは、これらの国々は、
協調路線であったのですが、
大きな問題が解消して、路線の対立が、起きていました。



現在も、世界恐慌である、リーマンショックが一段落して、
しばらく経った時期です。


リーマンショックへの対応が、一段落して、
大国の路線の違いが、顕在化するのでしょうか。


ほとんどの戦争は、代理戦争であったり、
同盟国に対する、別の同盟国といった、グループ間の勢力争いです。


今回の北朝鮮の危機も、シンプルなミサイルの問題だけではなく、
何らかの利害が絡んでいる公算は高いです。

※このメルマガは、長期の景気循環を念頭に、経済のファンダメンタルズについて書いたもので、
短期的な個別株式、為替の値動きを示唆するものではありません。
※情報の収集には、万全を期しておりますが、記事による、いかなる損失にも、責任を負うことはできません。