NY1メルマガ2017.3.31「マクドナルドの逆襲、大復活の兆しが・・」

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マクドナルドの逆襲、大復活の兆しが・・
2017.3.31

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---きょうのご挨拶--------------


こんにちは。児島です。

客離れが顕著で、迷走を続けたマック。

しかし、創意工夫で、復活の方法をつかんだようです。


-------------NewYork1本勝負----



■マック復活の「モデル店舗」が・・


東京の小田急・経堂駅の南口15秒にある、
マクドナルド経堂駅前店。


久しぶりに、マックに入ったが、これは、マック大復活の
「モデル店舗」(筆者)だった。


まず、客が待たずに購入できるように、店員がテキパキしている。


店内にゴミは、落ちていない。


この店舗は、1階と2階があるのだが、内装は、北欧風のデザインというか、
明るく、色彩豊かで、クリエイティブ。


いわゆる「壁紙」を、大胆なデザインをして、清潔感のあるイメージに
なっている。


これなら、繰り返し利用しよう、と思える店だ。




■成城学園前や表参道のマックは閉店


マックの苦境は、店の内装が陳腐化、店員の対応に問題がある、
ゴミ箱は、あふれている、という状況が原因で、客離れが起きていたものだ。


店員も、あまり良い待遇ではなかったのであろう。

店内の清掃は、行き届かず、接客も、良くなかった。


早く買おうと、マックに行ったら、時間がかかる。

あまり、気分の良くない対応をされた、などなど。


店舗の運営が、どこか、殺気立っていたのだ。



これでは、くつろぎの時間を過ごしたいという、客のニーズとは正反対で、
マックをやめて、スタバやドトール、タリーズへという客の移動が起きていた。



成城学園前や、表参道にあったマックも、こうした問題を抱えていた。


以前は、ときどき立ち寄っていたが、すっかり、行かなくなり、
気づくと閉店していた。



昔の、日本のマクドナルドは、接客も、店内の清掃も、ゆきとどいていたので、
みんな行っていたのだが、最近は、いわゆる、外国並みのマクドナルドに、
変質していたわけだ。


アメリカなどのマックは、やはりゴミが落ちていたり、接客が良くなかったりするが、
外人があまり気にしないということも、やや、あるのだろう。


しかし、アメリカのマックも、新興ハンバーガー店に押されているので、
外国の消費者も、選択肢があれば、良い方に流れるわけだ。



さて、日本では、マックカフェは、一定のレベルを維持していたのだが、
マックの不振は、消費者にとって、やはり、というものだった。


この課題の解決は、かなり難しく思えたが、マックの努力とアイデアで、
これがクリアされつつある、ということなのだ。




■スマホ・クーポンで、価格の難題もクリア


マックは、店内のオペレーションのほか、価格設定の問題も、抱えていた。


メニューが高いと、お客が来てくれないし、安くすると、採算に響く。


採算に問題が起きれば、内装や、接客、店員の待遇が悪化するという、
スパイラル、悪循環である。



これは、簡単ではない問題であったが、マックは、うまくクリアしてきている。


カギは、スマホアプリでのクーポン(期間中、何回でも使用可能)だ。



つまり、たまたま訪れた客や、駅前で、時間をつぶしたり、
パソコンで作業する必要から入店した客には、高めのメニュー。


高めのメニューというのは、普通のマックのメニューが、
いまは、デフレ不況の時期に比べて、高めになっている、ということ。


なので、普通にマックを利用すれば、結構な金額になる。


その日だけ、立ち寄った客や、駅近くで時間をつぶす必要がある客からは、
価格が高めのメニュー(=普通のメニュー)で、お金を頂戴するわけだ。



一方、安いから、繰り返しマックを利用する、という客は、どうするか。


以前なら、メニューを高めにすると、客数が減り、リピーターが減るという
現象が、起きていた。


1回あたりの購入額は、少ないが、繰り返しの利用で、
年間とか、1ヶ月あたりの購入額は、わりとある、という客層である。


これまでの考え方では、こうした客を切り捨てて、高価格路線を進めるしか、
方法はなかったのであるが、この問題をクリア。


スマホアプリで、期間中、何回でも使えるというクーポンを
マックは発行している。


私のスマホでの表示(3月31日現在)は、
マックフライポテトが、Sサイズでも、Lサイズでも、
1個150円。(4月5日未明までの期間)

プレミアムローストコーヒーMが100円。(4月7日未明までの期間)

チーズバーガーハッピーセット
店頭価格490円→クーポン価格370円(4月7日未明までの期間)

ダブルチーズバーガーセット
店頭価格620円→クーポン価格550円(4月5日未明までの期間)



こうした価格で、店内の内装が、クリエイティブで、清潔であれば、
客は、マックを再び利用するであろう。



苦難の時期を経験した日本のマクドナルド。


現在の戦略は、日本でも機能するだろうし、
日本での成功例を、海外の店舗に生かすということも、視野に入ってくる。


これは、マック大復活の兆しといえるだろう。



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