NY1メルマガ2017.10.9「中期景気サイクルは、ピーク圏へ・・・下降転換が近づく」

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中期景気サイクルは、ピーク圏へ・・・下降転換が近づく
2017.10.9





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－－－きょうのご挨拶－－－－－－－－－－－－－－


こんにちは。児島です。

中期の景気サイクルは、今年の年末から
来年（２０１８年）初めにかけて、
ピークをつける見通しです。

日経平均は、２０６９０円７１銭で、
高値圏にあります。


－－－－－－－－－－－－－NewYork１本勝負－－－－


■中期の景気サイクル


中期の景気サイクルは、今年の年末から
来年（２０１８年）初めにかけて、
ピークを迎え、下降転換します。


今回の中期サイクルは、超長期の景気サイクルが
上昇している中での調整で、大型のクラッシュには
ならないと思われます。


しかし、中期サイクルが転換しますと、
景気は、下降に向かいます。


２０１７年の日経平均は、
４月に、１８０００円台まで下落し、警戒されましたが、
このメルマガで、上昇するとお伝えしてきましたように、
再び２万円を突破し、２０６９０円の水準です。



■保守的な投資家は、ポジション調整を


保守的な投資家の場合、中期の景気サイクルが
下降転換する前に、ポジションを若干、調整します。


超長期の景気サイクルが強いので、大きなクラッシュは
予想されないとはいえ、中期のサイクルが転換しますと、
それなりの調整があります。


ポジションを調整しておいた方が、無難でしょう。


全部、売り切るのではなく、ポジションを調整。


さらに上がれば、残りのポジションが上がってゆきますし、
下がれば、ポジションを減らしていて助かった、というやり方が、
保守的な投資家の手法です。

■ドル円は、上値が微妙に


２０１７年のユーロ円は、１２２円付近から、１３２円付近へと、
ユーロ経済圏の景気の上昇に伴って、セオリーどおり上昇しました。


こちらは、今年の前半から、言っていた展開になったのですが、
ドル円は、北朝鮮リスクが大きかったことや、利上げが遅れていることもあり、
上昇が鈍くなっています。


ドル円は、円安予想であるものの、２０１６年に比べて、
上昇は鈍いと言ってきましたが、もう少し戻っても良さそうな感じでした。


今年の残りで、もうひと上げ、あるのか、
あるいは、もうこれぐらいで、ぐずぐずして終わるのか、微妙なところです。


いずれにしましても、中期の景気サイクルは、転換する時期を控えており、
そろそろポジション調整をすべきタイミングとなってきています。



■FRB議長の交代は、市場の調整要因


次期FRB議長の人事が、どうなるか、
イエレン議長が続投すれば、あまり影響はないと思われますが、
新任の場合、いつも就任前後に、マーケットが調整します。


いわば、洗礼のようなものですが、
来年（２０１８年）２月にFRB議長が交代するタイミングと、
トランプ大統領の就任１年というタイミングが、重なります。


ですから、中期の景気サイクルは、
２０１８年初めに、それなりに調整しても不思議ではないのです。


ですから、日経平均が２０６９０円というのは、
中期に限れば、高値圏といえるでしょう。

※このメルマガは、長期の景気循環を念頭に、経済のファンダメンタルズについて書いたもので、短期的な個別株式、為替の値動きを示唆するものではありません。
※情報の収集には、万全を期しておりますが、記事による、いかなる損失にも、責任を負うことはできません。