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「欧米勢は、クリスマス休暇を前に
利食い完了」(2016.12.17.号)
こんにちは。児島です。(2016年12月17日 配信号)
欧米勢は、円売りポジションの利食いを完了。さて、後はどうなるか・・?
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■12月15日のNY時間に利食い
オバマ大統領の、クリスマス休暇入りのニュースも見かけましたが、金融機関の欧米勢も、クリスマス休暇入り。
今年は、ドル円などが大幅に上昇し、かなり大きな利益を確定させていると思えます。
チャートを見ましても、FOMCの翌日の、12月15日(木)のNY時間(日本時間同日深夜)に、円相場で、利益を確定させたことが伺えます。
15日のNY時間に、一斉に円高方向となっていますが、これは、利益確定の痕跡です。
■AUDやNZDにも兆候が
ドル円など、通貨の取引量が多い通貨ペアでは、目立ちませんが、オーストラリア・ドルとか、ニュージーランド・ドルでは、下落の兆候が顕著です。
16日のNY時間(日本時間深夜)に、豪ドル円やニュージランドドル円が、大幅に下げていますが、これは、次のような理由です。
複数の通貨ペアで大きなポジションを持っている場合、マイナーな通貨ペアから、手仕舞い。
これは、目立たない通貨ペアから、静かに売る、ということです。
市場が、メジャーな通貨ペアで、大騒ぎすれば、売れなくなるためです。
あるいは、一斉に売っていても、ドル円など取引量の多い通貨ペアは、レートが動きにくいが、マイナーな通貨ペアは、早く動く、ということです。
今回は、株式市場が大きな変動をするとは、予想していませんが、為替は、早いですので、要注意です。
下がり始めれば、あれよ、あれよ、となって、売ることができません。
たとえば、豪ドル円が、高値87円50銭付近から、1円50銭近く下落していますが、ここでポジションを売れるか?ということです。
上昇トレンドが続いていたので、まだ反転するようにも見えるし、場合によっては、ここから下げが止まらないかも、という状況です。
結果としては、また上昇するかもしれませんし、大幅下落の逃げ場所だった、かもしれないのです。
かなり、難しい判断となります。
ですから、欧米勢は、上昇しているうちに、さっさと利益確定しているわけです。
いずれにしても、欧米勢は、すでに利食っているので、あとが下がろうと、あまり動かなくても、どちらでも問題ない、ということです。
このあとは、相場が持ちこたえられなければ、次々とストップ設定のポジション解消売りを巻き込んで、あっという間に、下落。
相場が、意外と強いということになれば、現在の水準を維持。
しかし、ちょっと、12月相場で118円レベルは、かなり高いですね。
シナリオを整理しますと・・
シナリオの1つは、通常の12月波乱下落で、多いパターン。
2つめは、125円を目指す、ダブルトップのパターン。
3つめは、125円超えのパターン。
去年の12月は、数十年ぶりの短期リスク・シグナルでしたが、今年12月は、「中」レベル。
ですから、株式市場は、それほど調整するとは思えないのですが、為替は、動きが早いので、それなりの下落も、まだ、あり得ますね。
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