NY1メルマガ2019年1月「LIXILシンガポール移転計画」報道の意味は・・

『メルマガ読者サロンページ』
ご自由にお読みいただけますが、初回のみ、無料メルマガにご登録下さい。
→まだ、無料登録がお済みでない方は、こちらから。

「LIXILシンガポール移転計画」報道の意味は・・
2019年1月


【メルマガ読者登録(無料)・登録解除】
http://www.movie-marketing.jp/melmaga-koukoku

まぐまぐ殿堂入り・「MONEY VOICE」採用メルマガ
http://www.mag2.com/m/0000270230.html

【号外広告のお問い合わせ】080-1721-5482(随時)
http://www.movie-marketing.jp/koukoku2



------きょうのご挨拶---------------------


こんにちは。児島です。

日経ビジネスが、LIXILグループ本社の
シンガポール移転計画を報道し、
激震が走りました。

LIXILは、否定コメントを出しましたが、
市場でも、大きな話題となっています。

きょうのメルマガです。


----------------NewYork1本勝負-----------



■日経ビジネス、LIXILのシンガポール移転計画を報道


「スクープ LIXILがMBO検討、日本脱出も」
日経ビジネス1月21日(奥貴史記者)

(LIXILグループは、否定コメント発表。)

この記事が、日経ビジネスで報じられ、
大騒動に。


内容は、LIXILグループの潮田洋一郎会長が、
MBO(経営陣による買収)を行い、
シンガポールに本社を移転する計画も、
というもので、市場に衝撃を与えました。



日経ビジネスは、報道業界内では、
日経新聞を上回るスクープを、
しばしば報じることで、
高く評価されています。


LIXIL側は、
否定のコメントを出していますが、
経済報道のスクープで、よくあるのですが、
まだ、この時点では決まっていない、
(=取締役会などで、正式決定していない)
という場合も、多いですから、
必ずしも、記事が正しくない、
ということでもありません。


報道業界では、
とある通信社のスクープは、
半信半疑、
日経ビジネスのスクープは、
おおむね信用されているので、
それなりの価値の高い、
優れたスクープと思えます。



■「シンガポール移転計画」賛否は・・


さて、シンガポール移転ですが、
日本政府としては、
雇用確保のために、
残って欲しいところでしょう。


一方で、長期的な
LIXILグループ社員のことを考えますと、
これは、あながち、
悪い話でもありません。


シンガポールには、様々な、
日本企業の現地オフィスもありますが、
みんな、楽しく働いているのです。


シンガポールは、
ずっと景気もいいですし、
みんな、仕事が終われば、
映画を見に行ったり、
友人と食事に出かけたり、
楽しく過ごしているのです。


日本のように、残業残業で、
悲壮な感じもありません。


定時に、さっと帰って、
その後も、
エンジョイしているわけですね。


もちろん、職場によって、
違いはあるでしょうが。


しかし、だいだい、見ていると、
そんな感じなんです。


雰囲気は、日本の、1980年代とか、
1990年ごろの感じと、
似ていますね。


タイムマシーンで、日本が良かった頃に、
戻ったような感じです。


おそらく、
しばらくシンガポールに滞在すると、
何で、日本は、こんなにデフレで、
厳しい生活をしているのだろう?
と、思うと思います。


シンガポール移転は、
荒唐無稽な話ではなく、
その後の、
アジアビジネスの展開などにも、
プラスでしょう。


これは、あくまで長期的な話で、
日本の仕事の現場(住設備など)からは、
批判されるでしょうが・・


東南アジアの情報は、
シンガポールに入っってきますし、
マレーシア・インドネシア・
ベトナム・タイなどは、
国内線のような、距離での移動です。


マレーシアは、シンガポールよりも、
物価が安いので、シンガポールから、
すぐ買い物に行く人も、多いぐらいですね。



シンガポールのオーチャード通りには、
高島屋もあるし、伊勢丹もあります。


言葉は、基本的に日本語は通じないですが、
(高島屋・伊勢丹でも通じないです)
日本人にも、快適な生活です。


シンガポールは、値段が高い店ばかり?
と思われがちですが、
安い屋台(観光客向けとは別)もあり、
低所得層への配慮もあります。



■シンガポール移転報道の、大きな意味


これは、いつまでも、
デフレの経済政策・金融政策が続く
日本に対する、
強烈な「パンチ」でしょう。


LIXILグループは、
トステム・INAX・新日軽・サンウェーブ・
東洋エクステリアが、集まった会社です。


1923年、潮田竹次郎氏が、
トステムの前身、妙見屋商店(木製建具)
を設立。東京都墨田区。
(日本建具工業→トーヨーサッシ→トステムへ)


また、1924年に、
伊奈長三郎氏が、INAXの前身、
伊奈製陶株式会社を設立。
愛知県常滑市。(常滑焼の産地)


1923年は、大正12年。

1924年は、大正13年です。


住設備を中心とする会社ですね。


かつての、
TOTOと、INAXのライバル関係は、
有名で、
トイレがあれば、どちらかな?
と見た時代もありました。


実は、日本のトイレは、高品質で、
国際的にも競争力があるのです。


外国で、日本のトイレより、
良いのは、見たことがありません。


欧米やアジアをみても、
日本のトイレは、
機能的で、高品質で、
優れているのです。


そういう面から考えると、
シンガポールに移転すると、
大きなチャンスが、
あるかもしれません。


日本は、いつまでも、
デフレが続いていますから、
実際に、シンガポールに移転すると、
日本の経済政策の転換を迫る、
大きな「パンチ」となるかも、
しれませんね。







【まぐまぐ大賞2018】
マネーボイス部門トップ10入り
ニューヨーク1本勝負「連動メルマガ」
http://www.mag2.com/m/0001682243.html
毎週金曜日+緊急市況メール



【編集後記】
これは、久々の、大きなスクープでしたね。
日経ビジネスが、やりましたね。(拍手)
(児島)

コメント