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→まだ、無料登録がお済みでない方は、こちらから。パリ「炎上」。増税・リストラ路線のマクロン大統領にフランス国民が「NON」 2018.11.25.
こんにちは。児島です。フランス・パリでは、11月24日、マクロン大統領の燃料増税に反対する、「黄色いベスト」運動が、大規模なデモを行いました。パリの道路上で廃材を燃やしたり、警官隊と衝突する事態になっています。(2018年11月25日)
■パリが「炎上」燃料増税に大規模抗議デモ
フランスのマクロン政権が進める、国民負担の増加、雇用・リストラの路線が、国民の反発を呼んでいます。燃料増税に反発する、「黄色いベスト」運動は、11月24日、パリの中心部で、大規模な抗議デモを行いました。パリの中心部の道路上で、廃材が燃やされ、デモ隊は、警官隊と衝突。警官隊は、放水のほか、催涙ガス弾を発射しています。
マクロン政権は、いわゆる「グローバル路線」で、アメリカのトランプ大統領とは、まさに、逆の政策です。
(ご参考)トランプ大統領とマクロン大統領が対立の「必然」
https://archives.mag2.com/0000270230/20181114110747000.html
マクロン大統領は、国民の負担増加、リストラ推進、大企業優遇というわけで、トランプ大統領のように、国民の所得を増加させて、内需振興、国力の向上をはかる政策とは、真逆なのです。当初は、マクロン大統領に期待していた、フランス国民が、「誤り」に気付き、抗議活動を活発化させています。今回のデモには、幅広く、普通のおじさん、おばさん、お姉さんのような人の姿も、多く見受けられます。それだけ、今回のデモは、生活に直結した、率直な声なのでしょう。
マクロン大統領の支持率は、フランスの世論調査会社の調べで、25%まで落ち込んでおり、マクロン大統領を支持しない人が、7割を超えています。
(ご参考)危険なマクロン・メルケル同盟。マクロン大統領の支持率25%へ
https://archives.mag2.com/0000270230/20181119091453000.html
オランド前大統領が、2期目に出馬せず、退任した頃と、マクロン大統領の支持率は、似た水準になってきています。
※フランスでは、大統領が、2期目も務めるのが、通常パターン。オランド前大統領は、20%台の、あまりの支持率の低さに、当時、退任(2期目の不出馬)を決めた。
■なぜか、「黄色いベスト」着用
ところで、「黄色いベスト」を着用して、デモに参加する、というのが、今回の特徴=お決まりで、場所によっては、警官隊よりも、はるかにデモ参加者の数が多く、警官隊を取り囲む、という場面も、起きています。
多くは、抗議の行進ですが、 一部は、暴徒化。店舗のガラスを割ったり、放火したり、ということも、見受けられます。フランス革命のお国柄なのか、一部による、破壊や放火は、いつも、フランスのデモでは、「よくある光景」となっています。
しかし、 7割以上のフランス国民が、不支持、というわけですから、このまま、マクロン大統領が、政権を続けられるのかどうかは、微妙になりつつあります。こうした支持率低下の中で、「軍事好き」のマクロン大統領が、暴走することがないか、要注意ともいえるでしょう。フランス政局は、何らかの形で、 動く可能性があります。
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・パリ「炎上」。増税・リストラ路線のマクロン大統領、不支持7割超に
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【編集後記】
パリの状況は、あまり詳しく日本のメディアでは伝えられなかったりしますが、今回は、かなり大規模です。7割が、マクロン大統領「不支持」、というわけですから、「黄色いベスト」運動が、広がりをみせるのも、まったく不思議ではありません。
『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』
発行人:児島康孝
発行:1万部
発行歴:10年以上
配信:まぐまぐ(無料メルマガ)
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