NY1メルマガ2018.9.7「ECB次期総裁は、フィンランド有力観測浮上」

『メルマガ読者サロンページ』
ご自由にお読みいただけますが、初回のみ、無料メルマガにご登録下さい。
→まだ、無料登録がお済みでない方は、こちらから。

ECB次期総裁は、フィンランド有力観測浮上
2018.9.7
【メルマガ読者登録(無料)・登録解除】 http://www.movie-marketing.jp/melmaga-koukoku まぐまぐ殿堂入り・「MONEY VOICE」採用メルマガ http://www.mag2.com/m/0000270230.html 【号外広告のお問い合わせ】080-1721-5482(随時) http://www.movie-marketing.jp/koukoku2 ------きょうのご挨拶--------------------- こんにちは。児島です。 2019年秋に、ECB欧州中央銀行の総裁が、 交代します。 先日のメルマガで、 次の総裁は、ドイツか、フィンランドか、 と書きましたが、 ドイツが、ECB総裁に、こだわらない姿勢をみせ、 フィンランドのリイカネン氏が、有力視されています。 きょうのメルマガです。 ----------------NewYork1本勝負----------- ■フィンランド前・中銀総裁、リイカネン氏が次期ECB総裁有力 もし、ドイツのバイトマン氏(ドイツ連銀総裁)が、 ECB総裁になると、 EUの結束に問題が生じる可能性があると、 先日のメルマガで書きました。 経済強国のドイツの金融政策ですと、 他の中堅国は、反発しがちです。 『次期ECB総裁は、ドイツかフィンランドか!?』 (2018年8月24日・メルマガ記事) その後の状況をみますと、ドイツのメルケル首相が、 ECB総裁ポストに、こだわらない姿勢をみせ、 ドイツのウェ―バ―氏が、9月5日、 欧州委員会の委員長に、立候補を表明しました。 ウェ―バ―氏は、欧州議会の最大会派、欧州人民党の党首、 そして、ドイツの連立与党キリスト教社会同盟の幹部です。 つまり、メルケル首相と、「あうんの呼吸」 ECB総裁の話で、どうして欧州委員会なの? と思われるかもしれません。 これは、つまり、両方のポストを、 ドイツが独占するということは、あり得ない、 ということです。 欧州委員会は、EUの行政を担当し、 これまで、ユンケル氏(ルクセンブルク)が、 委員長を務めています。 ※任期2014年~2019年まで、5年間 つまり、ドイツは、 次のECB総裁は、他の国に譲り、 欧州委員会の方をとった、ということです。 このため、次のECB総裁として、 一番、有力視されているのは、 フィンランドの前・中銀総裁のリイカネン氏。 さらに、アイルランドのレーン氏などです。 (アイルランド中銀総裁) こうした名前が、あがっています。

■ブルームバーグのエコノミスト調査は・・


さて、ブルームバーグが、この話で、
エコノミスト調査を行い、
9月6日に記事にしています。


「ECB次期総裁、最有力は前フィンランド
中銀総裁リイカネン氏ー調査」
(2018年9月6日ブルームバーグ)


ECBの次期総裁に、誰がなるかを、
エコノミストに聞いたわけですが、

リイカネン氏(フィンランド)

ビルロワドガロー氏(フランス)

レーン氏(アイルランド)

という、順となっていますね。


フランス中銀のビルロワドガロー氏も、
有力視されていますね。




■ドイツは、欧州委員会を選んだ


さすがに、ドイツがECB総裁を押さえ、
ガリガリと金融政策を行えば、
他の国は、ついてゆきません。


このため、メルケル首相も、
ドイツには、
欧州委員会の委員長ポストが賢明、
と判断したのでしょう。


EUの結束を守るために、
ECB総裁ポストは、他の国に譲った、
ということです。


もし、ドイツが、ECB総裁ポストをとれば、
欧州は、混乱の渦、ということも、
十分、考えられました。


ですから、EU各国のバランスを考えると、
フィンランドの前・中銀総裁、リイカネン氏が、
次期ECB総裁に適任であるという見方が、
広がっています。



☆毎週金曜日の有料メルマガ(324円)は、こちら
http://www.mag2.com/m/0001682243.html



【編集後記】
北海道の地震は、被害が大きいようですね。
私は、阪神大震災の経験があるのですが、
なかなか、空撮では、被害の様子が、
よくわかりません。

ツイッターで、札幌の現状として、
写真が出ていました。
https://twitter.com/KRN_JPN113/status/1037447097312636928

これは、大変な被害となっています。

コメント