NY1メルマガ2017.3.1「ルペン氏の動向は・・フランス大統領選挙の「異変と異常」」

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ルペン氏の動向は・・フランス大統領選挙の「異変と異常」
2017.3.1

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こんにちは。児島です。
国民戦線(FN)ルペン氏の勢いが注目されている
フランス大統領選挙。
このところ、フランスの動きに異変が起きています。


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■「イスラム国」写真投稿の余波

フランス大統領選挙は、
国民戦線(FN)のルペン氏が、第1回投票では、トップになっても、
第2回の決選投票では、フィヨン氏+マクロン氏の連合に、
敗れるというのが、現状での、おおまかな見立てです。

しかし、テロ対策や難民対策、反EUで、ルペン氏の支持は、
勢いを得ていて、4月23日(日)の第1回投票、
5月7日(日)の第2回投票が、注目されています。


こうした中、ルペン氏は、イスラム国の写真を投稿した問題に、
問われています。

ロイターによりますと、「イスラム国」写真投稿問題で、
欧州議会法務委員会が、2月28日、ルペン氏の免責解除を可決。
(引用:ロイター)


どういうことかと、言いますと・・

ルペン氏は、イスラム国への批判の意味で、写真を投稿した
わけですが、これが、暴力的な写真の投稿とされているのです。


ルペン氏といえば、イスラムのスカーフ着用拒否も、
ニュースになりました。

CNNによりますと、ルペン氏は、2月21日、
レバノンで、大ムフティ(イスラム法最高権威者)訪問で
女性用スカーフの着用を拒否。(引用:CNN)


こうしてみますと、ルペン氏が、イスラム国(IS)の写真で、
ISの宣伝をするわけはないのですが、これが今、
問われているわけです。



■オランド大統領の演説中に、警官誤射

AFPによりますと、2月28日、
オランド大統領の演説中に警官が誤射、2人軽傷。
(引用:AFP)


一方、これは、政権側の不穏なニュースですね。

これは、誤射ということですが、演説中に誤射というのは、
あまりに変な事です。


オランド大統領は、フィヨン氏、マクロン氏とは、
別の陣営(社会党)ですが、反・ルペンでは、同じ考えです。

今回のフランス大統領選挙は、いわば、国民戦線(FN)のルペン氏と、
従来からのフランス政界との戦い、そういう構図とも言えます。

もっとも、フィヨン氏(共和党)も、身内の不正給与疑惑で、
釈明に追われ、次々と問題が噴出しています。


始まりも、通常は、2期目をめざす現職のオランド大統領が、
あまりの不人気に、出馬を取りやめるという事態でした。

欧州でも、日本ほどではないですが、
「体感の景気」は、まだ、それほど良くありません。

そういう中で、移民や難民が流入している、という状況です。

生活が苦しいフランス国民が、雇用対策や治安対策で、
ルペン氏を支持するという動きは、続いています。


そうした中で、ルペン氏のまわりでは、
次々と異変が起きています。

国民戦線への不正融資問題、
欧州議会の活動資金の流用問題など。

そして、「イスラム国」写真投稿問題。


異変と、異常ともいえる、フランス大統領選挙は、
大詰めを迎えようとしています。


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