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FRBパウエル議長が辞任否定で「リアル」浮き彫りに
2019年1月
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------きょうのご挨拶---------------------
こんにちは。児島です。
ブルームバーグなどが、
FRBパウエル議長が
辞任を否定したと報じたこと、
アメリカの雇用統計が
好調であったことから、
NYダウは、746ドル高、
2万3433ドルでした。
しかし、パウエル議長と、
トランプ大統領の見解の相違は、
今後も、尾を引きそうです。
きょうのメルマガです。
----------------NewYork1本勝負-----------
■パウエルFRB議長、辞任を否定
ブルームバーグやロイターなどが、
「トランプ大統領から辞任を求められても、
辞めるつもりはない。」
と、パウエル議長が述べたと伝えると、
市場のムードは好転。
アメリカの12月分の雇用統計が、
31万2000人のプラスで、
(非農業部門雇用者数)
予想を上回ったこともあり、
1月4日(営業日)のNYダウは、
大幅に上昇。
746ドル高、2万3433ドルと、
なりました。
これ自体は、楽観的なニュースですが、
やはり、中期の景気サイクルは、
下降すると思えます。
■FRB議長が、直接、辞任を否定した意味
FRBの利上げが、
アメリカの景気上昇を阻害する、
という見解のトランプ大統領。
インフレ率や雇用の好調さをみて、
通常パターンの利上げを行う、
FRBのパウエル議長。
FRBの利上げは、
経済を過度に過熱させずに、
巡航速度で持続させようという
ものです。
この利上げをめぐって、
トランプ大統領とパウエル議長の
見解の相違が、明らかになっています。
トランプ大統領が、
間違っているかというと、
そうとも言えない要因があります。
これは、日本の景気対策や、
短期金利の利下げが、
全く足らずに、
デフレ基調が続いていることとも、
共通している話でもあるのですが、
今回は、「リーマンショック」という、
現代版「世界恐慌」のあと、です。
つまり、雇用が、
大量に失われたような場合には、
経済のダメージは、より大きく、
そう簡単には、
回復しないということです。
雇用が失われ、国民の所得が減り、
生活が苦しくなると、
そう簡単には、
内需が回復しませんし、
需要の弱さにより、
インフレ率の上昇も、緩慢です。
つまり、普通の金融調整よりも、
緩めで、ちょうど良い、
というわけです。
歴史的には、
このような需給のギャップは、
(=需要が少なく、供給が多い)
戦争で「解消」されたりしています。
こうした面を、
日銀は、全く考えていないため、
日本は、事実上の金融引き締めで、
デフレとなっているのですが、
トランプ大統領は、
有権者の声を、よく聞いているので、
実際に何が起きているのか、
よくわかっているのです。
このような背景があって、
トランプ大統領とパウエル議長の
対立が、顕在化しているのですが、
パウエル議長の辞任否定で、
もしかして辞任?の「リアル」が、
浮き彫りになりました。
今回の、辞任否定の発言は、
辞任が、リアルになってきている、
ということを意味します。

■ボルカー氏辞任の再来もある??
かつて、高金利政策を続けて、
FRBの議長を辞任した、
ボルカー氏。
インフレは沈静化させたものの、
強い金融引き締めで、
アメリカ経済は、
不況に陥っていました。
ちなみに、この頃、
アメリカ経済の弱体化の
「効果」により、
日本は経済が良かったわけで、
近年では、日本経済の弱体化の
「効果」で、
中国経済が好調だったのと同様です。
当時のレーガン大統領は、
「レーガン派」のFRB理事を
徐々に増やし、
ボルカー氏の辞任へと誘導しました。
今回のトランプ大統領と、
パウエル議長の対立も、
当時の動きと、
なんとなく似ているわけで、
パウエル議長が、直接、
辞任の否定を明言するまでに、
なってきているわけです。
つまり、この話は、
現実的な話(リアル)に、
なってきている、ということです。
※ボルカー氏の詳細は、
「連動メルマガ」去年12月記事があります。
http://www.mag2.com/m/0001682243.html
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【編集後記】
市場は、まさに、
「上がってラッキー、下げてあたりまえ」
という状態です。
リスクを回避するには、
上がった際に、
一定量のキャッシュポジションに
することが得策です。
(児島)
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