NY1メルマガ2018年11月「パリが「炎上」。マクロン大統領への 抗議デモが大規模化」

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パリが「炎上」。マクロン大統領への抗議デモが大規模化
2018.11月
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------きょうのご挨拶---------------------


こんにちは。児島です。

フランス・パリでは、11月24日、
マクロン大統領の燃料増税に反対する、
「黄色いベスト」運動が、
大規模なデモを行いました。

パリの道路上で廃材を燃やしたり、
警官隊と衝突する事態に
なっています。

きょうのメルマガです。


----------------NewYork1本勝負-----------



■パリが「炎上」、燃料増税に大規模抗議デモ


フランスのマクロン政権が進める、
国民負担の増加、雇用・リストラの
路線が、国民の反発を呼んでいます。


燃料増税に反発する、
「黄色いベスト」運動は、
11月24日、パリの中心部で、
大規模な抗議デモを行いました。


パリの中心部の道路上で、
廃材が燃やされ、
デモ隊は、警官隊と衝突。


警官隊は、放水のほか、
催涙ガス弾を発射しています。


マクロン政権は、
いわゆる「グローバル路線」で、
アメリカのトランプ大統領とは、
まさに、逆の政策です。


(ご参考)
トランプ大統領とマクロン大統領が対立の「必然」
(2018年11月14日メルマガ)


マクロン大統領は、
国民の負担増加、リストラ推進、
大企業優遇というわけで、

トランプ大統領のように、
国民の所得を増加させて、
内需振興、国力の向上をはかる
政策とは、真逆なのです。


このため、当初は、
マクロン大統領に期待していた、
フランス国民が、「誤り」に気付き、
抗議活動を活発化させています。


今回のデモには、幅広く、
普通のおじさん、おばさん、
お姉さんのような人の姿も、
多く見受けられます。

それだけ、今回のデモは、
生活に直結した、
率直な声なのでしょう。


マクロン大統領の支持率は、
フランスの世論調査会社の調べで、
25%まで落ち込んでおり、
マクロン大統領を支持しない人が、
7割を超えています。


(ご参考)
危険なマクロン・メルケル同盟。マクロン大統領の支持率25%へ
(2018年11月19日メルマガ)


オランド前大統領が、2期目に出馬せず、
退任した頃と、マクロン大統領の支持率は、
似た水準になってきています。


※フランスでは、大統領が、
2期目も務めるのが、通常パターン。
オランド前大統領は、20%台の、
あまりの支持率の低さに、当時、
退任(2期目の不出馬)を決めた。



■なぜか、「黄色いベスト」着用


ところで、「黄色いベスト」を着用して、
デモに参加する、というのが、
今回の特徴=お決まりで、
場所によっては、警官隊よりも、
はるかにデモ参加者の数が多く、
警官隊を取り囲む、という場面も、
起きています。


多くは、抗議の行進ですが、
一部は、暴徒化。


店舗のガラスを割ったり、
放火したり、ということも、
見受けられます。


フランス革命のお国柄なのか、
一部による、破壊や放火は、
いつも、フランスのデモでは、
「よくある光景」となっています。



しかし、
7割以上のフランス国民が、
不支持、というわけですから、
このまま、マクロン大統領が、
政権を続けられるのかどうかは、
微妙になりつつあります。


こうした支持率低下の中で、
「軍事好き」の、マクロン大統領が、
暴走することがないか、
要注意ともいえるでしょう。


フランス政局は、何らかの形で、
動く可能性があります。



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【編集後記】
パリの状況は、あまり日本のメディアで
伝えられなかったりしますが、
今回は、かなり大規模です。

7割が、マクロン大統領・不支持、
というわけですから、
「黄色いベスト」運動が、
広がりをみせるのも、
まったく不思議ではありません。
(児島)




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