『FRBが３回連続の利下げ』特集
（2019.10.30＋10.31メルマガ）
「FRBは、３回連続の利下げになるのではないか」（2019.10.30）
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こんにちは。児島です。 日本時間の今夜から、 あす未明にかけて、 FOMC会合が開かれ、 FRBが発表します。 きょうのメルマガです。
■３回連続利下げになるのではないか？？
パウエル議長としては、１回か、２回の利下げで、 いわゆる景気回復途中の「踊り場」を、 当初は、想定していたでしょう。 しかし、海外情勢の不安定化や、 米中貿易摩擦で、 あまり、安易な情勢ではありません。 パウエル議長は、２回で、 利下げをやめたいところでしょうが、 ３回連続の利下げになるのではないでしょうか。
■FRBの発表をみるポイントは・・
FRBは、利下げを行う当初、 景気回復途中の、 「保険」のような利下げを、 想定していました。 中期景気サイクルで、 景気が下降する局面は、 想定していなかったのでは、 ないでしょうか。 ですから、その考えでいきますと、 １回か、２回が、利下げの限度、 ということになります。 しかし、ISのバグダディ容疑者の死亡は、 あったとはいえ、 海外の状況は、不安定です。 筆者は、３回連続の利下げに、 なるのではないかと、 みていますが、 FRBとしては、３回連続利下げをすると、 中期の景気サイクルが 下降していることを 認めることになります。 パウエル議長としては、 それは、避けたいところでしょう。 しかし、世界情勢は、 不安定で、利下げせざるを 得ないのではないかと、 筆者は、考えるのですが・・
■中期の景気サイクルがポイント
よって、今回のFRBの発表で、 重要なポイントは、 結果が、いずれにせよ、 中期景気サイクルを、 どのように見るのか、 という点が、ポイントです。 中期の景気の波で、 下降に向かっていることを、 言うのか、言わないのか、 ということです。 しかし、現実が、その動きである以上、 追認せざるを、得ないでしょう。 現状を、景気上昇の「踊り場」とするのは、 あまりにも、現実離れしています。 利下げを停止して、 景気回復中だと言うと、 それこそ、トランプ大統領に、 また、強く突っ込まれることに、 なるでしょう。 ただし、超長期の景気サイクルは、 ２０１０年ごろを底に、 反転していますから、 先行指標とも言える、 株価などは、 下落幅が小さいわけです。
続「FRBが３回連続利下げ、「Muted」の意味とは」（2019.10.31）
こんにちは。児島です。 FRBは、やはり、 ３回連続の利下げに なりましたね。 きょうのメルマガです。
■FRB、３回連続利下げ
これは、やはり、 中期の景気サイクルの影響が、 出ているということでしょう。 FRBは、FOMC会合後の声明で、 ０．２５％の利下げを発表。 政策金利の誘導目標は、 １．５％〜１．７５％の レンジになりました。 声明で、やはり、 意味が感じられるのは、 「muted」です。
■弱いインフレ率
インフレ率が、なかなか、 上がってこないということは、 経済が弱いことを意味します。 つまり、 アメリカでさえ、まだ雇用が、 十分に行き渡っていないことを 示しています。 トランプ大統領の政策で、 雇用は上向きですが、 それでも、まだ、 インフレ率は、 弱いということです。
FOMC会合後に発表された、 声明文では、 「muted inflation pressures」 という部分があります。 この「muted」は、YouTubeとかで、 音をミュートにするのと、 同じような意味で、 黙っている、抑制されている、弱い、 落ち着いている、などの意味です。 インフレ率が、沈黙しているというか、 抑制的で、上がってこないのです。 これを、FRBは、重要視して、 利下げを行っているわけです。
インフレ率は、 経済の実態を示します。 インフレ率が低いと、 経済の実態は、見かけのようには、 あまり良くないわけです。 日銀は、日本の低インフレ率を、 ほとんど無視しているわけですが、 FRBは、重要性を 認識しているわけですね。
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「FRBは、３回連続の利下げになるのではないか」（2019.10.30）
こんにちは。児島です。 日本時間の今夜から、 あす未明にかけて、 FOMC会合が開かれ、 FRBが発表します。 きょうのメルマガです。
■３回連続利下げになるのではないか？？
パウエル議長としては、１回か、２回の利下げで、 いわゆる景気回復途中の「踊り場」を、 当初は、想定していたでしょう。 しかし、海外情勢の不安定化や、 米中貿易摩擦で、 あまり、安易な情勢ではありません。 パウエル議長は、２回で、 利下げをやめたいところでしょうが、 ３回連続の利下げになるのではないでしょうか。
■FRBの発表をみるポイントは・・
FRBは、利下げを行う当初、 景気回復途中の、 「保険」のような利下げを、 想定していました。 中期景気サイクルで、 景気が下降する局面は、 想定していなかったのでは、 ないでしょうか。 ですから、その考えでいきますと、 １回か、２回が、利下げの限度、 ということになります。 しかし、ISのバグダディ容疑者の死亡は、 あったとはいえ、 海外の状況は、不安定です。 筆者は、３回連続の利下げに、 なるのではないかと、 みていますが、 FRBとしては、３回連続利下げをすると、 中期の景気サイクルが 下降していることを 認めることになります。 パウエル議長としては、 それは、避けたいところでしょう。 しかし、世界情勢は、 不安定で、利下げせざるを 得ないのではないかと、 筆者は、考えるのですが・・
■中期の景気サイクルがポイント
よって、今回のFRBの発表で、 重要なポイントは、 結果が、いずれにせよ、 中期景気サイクルを、 どのように見るのか、 という点が、ポイントです。 中期の景気の波で、 下降に向かっていることを、 言うのか、言わないのか、 ということです。 しかし、現実が、その動きである以上、 追認せざるを、得ないでしょう。 現状を、景気上昇の「踊り場」とするのは、 あまりにも、現実離れしています。 利下げを停止して、 景気回復中だと言うと、 それこそ、トランプ大統領に、 また、強く突っ込まれることに、 なるでしょう。 ただし、超長期の景気サイクルは、 ２０１０年ごろを底に、 反転していますから、 先行指標とも言える、 株価などは、 下落幅が小さいわけです。
続「FRBが３回連続利下げ、「Muted」の意味とは」（2019.10.31）
こんにちは。児島です。 FRBは、やはり、 ３回連続の利下げに なりましたね。 きょうのメルマガです。
■FRB、３回連続利下げ
これは、やはり、 中期の景気サイクルの影響が、 出ているということでしょう。 FRBは、FOMC会合後の声明で、 ０．２５％の利下げを発表。 政策金利の誘導目標は、 １．５％〜１．７５％の レンジになりました。 声明で、やはり、 意味が感じられるのは、 「muted」です。
■弱いインフレ率
インフレ率が、なかなか、 上がってこないということは、 経済が弱いことを意味します。 つまり、 アメリカでさえ、まだ雇用が、 十分に行き渡っていないことを 示しています。 トランプ大統領の政策で、 雇用は上向きですが、 それでも、まだ、 インフレ率は、 弱いということです。
FOMC会合後に発表された、 声明文では、 「muted inflation pressures」 という部分があります。 この「muted」は、YouTubeとかで、 音をミュートにするのと、 同じような意味で、 黙っている、抑制されている、弱い、 落ち着いている、などの意味です。 インフレ率が、沈黙しているというか、 抑制的で、上がってこないのです。 これを、FRBは、重要視して、 利下げを行っているわけです。
インフレ率は、 経済の実態を示します。 インフレ率が低いと、 経済の実態は、見かけのようには、 あまり良くないわけです。 日銀は、日本の低インフレ率を、 ほとんど無視しているわけですが、 FRBは、重要性を 認識しているわけですね。
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