こんにちは。児島です。
利下げが、どのようにインフレ率を上昇させるのか、
きょうは、そのメカニズムをみてみましょう。(この記事は、2019年の時点の説明です。)
■利下げの効果
利下げの効果は、「インフレ率よりも政策金利を低くした場合」に、 とくに効果があります。 政策金利を下げても、 インフレ率よりも高ければ、 それは、金融引き締めなのです。
日本の場合は、
インフレ率がゼロ近辺なので、
かなり、マイナス幅が大きい場合しか、
効果が出なくなってしまっています(=2019年時点)。つまり、実質的には、現状は、 (金融緩和効果がある)低金利ではなく、金融は、引き締まっており、
緩和には、なっていない、ということです。
ですから、実質の金融引き締め策で、
デフレが続くのは、
あたり前、というわけです。 (=2019年時点の状況)
さて、インフレ率よりも、 政策金利を下げて、 実質金利をマイナスにしますと、 景気が刺激されます。 これは、人工的な「インフレ」の ようなものです。
さて、インフレ率よりも、 政策金利を下げて、 実質金利をマイナスにしますと、 景気が刺激されます。 これは、人工的な「インフレ」の ようなものです。
つまり、(政策金利とインフレ率の)数字が低い水準でも、
インフレ率よりも、金利が低いので、
お金が、そのまま時間が経過すれば、
実質的には、目減りするのです。
ですから、目減りしないうちに、
早めに使おう、ということで、
経済活動が活発化するわけですね。
ですから、経済を刺激するのは、
金利の数字自体が高い、低い、
ではなくて、
実質金利がマイナスかどうか、
ということなのです。
(=政策金利とインフレ率との比較)
過去の日本の高度成長期も、 そういう時期がありましたが、 景気が良い時は、 実質金利がマイナス気味、 であるわけです。 インフレ傾向がある、ということで、 物価は上がり、賃金も上昇しやすい、 一方、預金は、時間の経過とともに、 目減りする、こういう状態です。
利下げは、こうした状態を、 人工的に作り出すわけで、 実質マイナス金利の 経済刺激効果で、 インフレ率が上昇し始めます。 そして、インフレ率が上昇し、 景気が良くなってくると、 今後は、金融政策を転換し、 好景気が持続するように、 金利を徐々に引き上げる、 というオペレーションです。
ですから、 金利引き下げ(実質金利マイナス)→ 経済刺激→インフレ率上昇→利上げ開始 このような流れになります。
過去の日本の高度成長期も、 そういう時期がありましたが、 景気が良い時は、 実質金利がマイナス気味、 であるわけです。 インフレ傾向がある、ということで、 物価は上がり、賃金も上昇しやすい、 一方、預金は、時間の経過とともに、 目減りする、こういう状態です。
利下げは、こうした状態を、 人工的に作り出すわけで、 実質マイナス金利の 経済刺激効果で、 インフレ率が上昇し始めます。 そして、インフレ率が上昇し、 景気が良くなってくると、 今後は、金融政策を転換し、 好景気が持続するように、 金利を徐々に引き上げる、 というオペレーションです。
ですから、 金利引き下げ(実質金利マイナス)→ 経済刺激→インフレ率上昇→利上げ開始 このような流れになります。
■日本が、利上げできないわけ(2019年)
日本は、なぜデフレが続くのか? いつまでも、利上げできないのか? これは、実質的には、 金融緩和が行われていないから、です。
日本は、なぜデフレが続くのか? いつまでも、利上げできないのか? これは、実質的には、 金融緩和が行われていないから、です。
メディアは、全く報じませんが、
つまり、日本では、金融引き締めが続いており、
それに伴って、デフレになっている、
こういう、あたり前の話です。
一番わかりやすいのは、 預金が、実質的に目減りするかどうか、です。 これは、(名目の)数字が減る、減らないではなく、 時間が経過した後、 お金の価値(効果)が、 どうなっているのか、です。
一番わかりやすいのは、 預金が、実質的に目減りするかどうか、です。 これは、(名目の)数字が減る、減らないではなく、 時間が経過した後、 お金の価値(効果)が、 どうなっているのか、です。
いまは、何年たっても、
日本では、お金の価値が、
減っていないですね?
むしろ、時間が経つと、
値下がりで、いっぱい買えたりしますね(笑)?
これは、実は、異常なのです。
名目のインフレ率が、マイナスの世界、
デフレの異常な世界です。
お金の価値が強すぎる、デフレの世界なのです。
お金の価値は、少しずつ減るぐらいで、
ちょうど良いというわけで、
それが、ポンプ=経済を回す力、
というわけです。
日本は、これが止まったままになっている、
それで、いつまでもデフレが続いている、
こういうことです。
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【編集後記】 ※2019年時点
日本では、実は、金融引き締めが行われていて、 デフレになっているという、あたり前の話が、メディアには、出てきません。
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【編集後記】 ※2019年時点
日本では、実は、金融引き締めが行われていて、 デフレになっているという、あたり前の話が、メディアには、出てきません。
すべて、「金融緩和しているのに、デフレが続いている」ということになっていますね。そうではなく、金融引き締めなので、デフレが続いている、という、実に、シンプルな話です。
(児島)
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