NY1メルマガ2018.8.15「通貨危機のトルコで、また「あの現象」が」

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通貨危機のトルコで、また「あの現象」が
2018.8.15
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■「歴史は繰り返す」が、全く同じではない


さて、こうしたドル高に伴う現象は、
既に、今年の前半から、予想されたものですが、

それぞれの「エネルギー噴出」の仕方は、
毎回、異なります。


「同じようなこと」は起きるが、
全く同じではない、ということです。


これは、火山の噴火に例えますと、
山頂から噴火したり、山腹から噴火したり、
また、規模や、期間も、
全く同じには、なりません。


経済の現象や、景気サイクルも、
似たようなことは、起きるのですが、

具体的に、どう見えるか、
市場のエネルギーの出方は、どうなのか、
このような点は、微妙に異なるのです。


ですから、身構えていると、
違うように見える形で、
起きることも、あるのです。



日本のステルス大恐慌も、
戦前・戦後と、同じ時期にあたりますが、
見え方は、異なります。


物価が上がらない、ということが、
国民生活の歴史的な苦境や、
日本経済の衰退を反映しているわけですが、
今回は、日銀が、「大本営」の役割ですね。


この先は、「終戦」に匹敵する、
何か大きな出来事があり、

デフレ型の金融政策が転換されて、
日本の経済成長と、インフレ率の回復が、
起きるわけですが、


それが戦争なのか、大災害なのか、
マイルドに通過するのかは、

「同じようなこと」が起きるものの、
見え方は、異なるのでしょうね。




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※このメルマガは、長期の景気循環を念頭に、
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