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デフレは、なぜ問題なのか
2018.6.23
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---きょうのご挨拶-----
こんにちは。児島です。
ときどき、ネット上で、デフレの方が、
生活は、ましだ、とか、
そういう論調をみかけます。
しかし、それは、大きな間違いです。
-----NewYork1本勝負---
■バーナンキ議長(当時)も、恐れたデフレ
FRBのバーナンキ議長(当時)は、
デフレや恐慌研究の、第一人者でした。
そのため、アメリカがデフレに
陥らないよう、懸命に、リーマンショック
に取り組んだのです。
日本人の生活実感でも、デフレの脅威は、
明らかになっていますが、
一番の問題点は、なんといっても、
雇用の喪失です。
収入・所得が、半分とか、3分の一に
なるとか、こういうことが、平気で
起きるのです。
もちろん、そうなった人には、子供が
いたり、家族がいたりします。
すると、たちどころに、貧困の連鎖が、
広がるのです。
さらに、仕事の奪い合いとなり、
賃金の下落が進み、個人消費も落ち込み、
デフレ・スパイラルの悪循環となります。
■収入が激減しても、生活コストは、そこまで下がらない
大幅な賃金の下落が起きても、
生活コストは、そこまで下落しません。
電気・水道・ガス代をみましても、
半分とか、3分の一には、なっていない
のです。
全部、一斉に下がれば、デノミのような
ものであり、生活の苦しさも、
それほどではありません。
しかし、デフレでは、収入は激減しても、
支出は、それほど減らないということが
起き、国民生活を直撃します。
収入は、リストラで大きく減るが、
支出は、それほどまでには減らない、
これが、デフレの特徴です。
従って、デフレは、国民の生存権にかかわる
重大な問題であるといえます。
(2018.6.23)
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