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気になる!スペイン、カタルーニャ州問題 2017.10.30 【メルマガ読者登録(無料)・登録解除】 http://www.movie-marketing.jp/melmaga-koukoku まぐまぐ殿堂入り・「MONEY VOICE」採用メルマガ http://www.mag2.com/m/0000270230.html 【号外広告のお問い合わせ】080-1721-5482(随時) http://www.movie-marketing.jp/koukoku2 ---きょうのご挨拶-------------- こんにちは。児島です。 最近、とても気になるのが、スペインの カタルーニャ州の問題です。 中央政府は、かなり強硬な姿勢です。 大きな紛争にならなければ、良いのですが・・ -------------NewYork1本勝負---- ■地中海、フランスに隣接するカタルーニャ州 スペインのカタルーニャ州? どこなんだろう? こういう感覚は、日本では普通だと思います。 カタルーニャ州は、地中海沿岸にあり、 フランスのすぐ隣。 州都は、バルセロナ。 バルセロナは、スペイン南部の地中海沿岸にあり、 そのまま、東へ行くと、フランス。 地中海沿いに、フランスの モンペリエ、マルセイユ、カンヌ、ニースへと続きます。 そして、モナコ、イタリアへ。 このように、スペインといっても、 内陸部の、首都・マドリードや、他の地域と、 かなり「毛色」が異なっています。 ■カタルーニャ州、独立運動の背景 古代から、地中海の要衝として栄えた、カタル―ニャ州。 経済規模では、ヨーロッパの中小国並み。 いわゆる、経済が発展した地域で、 「カタルーニャ人」としての意識も。 また、カタルーニャ語も。 かんたんに、言いますと、 他のスペインの地域とは、違うよ!というエリアです。 こうした背景があって、独立の機運が、 たびたび盛り上がっていました。 そして、カタルーニャ州議会が、 「独立宣言」を決議。 これに対し、スペイン中央政府は、 カタルーニャ州の自治権を停止。 カタルーニャ州の首相を、解任。 元・州首相、プチデモン氏が、 反乱罪に問われかねない事態に。 独立派と、反独立派が、拮抗し、 互いに、大きなデモ活動を行っています。 いったい、どうなってしまうのか、という事態です。 ■スペインには、激しい内戦の歴史が このカタルーニャ州の問題が、気になるのは、 スペインには、激しい内戦の歴史があるからです。 歴史と言っても、日本の江戸時代とか、 みたいに、昔の話ではありません。 歴史上も、戦乱が多いのですが、 1931年には、国王が亡命し、共和制に。 そして、1936年には、 人民戦線政府が成立するも、内戦が勃発。 1939年、激しい内戦に勝利した、軍人のフランコ総統が、 スペインを独裁政権下に。 フランコ政権は、右派寄りのファシズムで、 第二次世界大戦では、連合国と、日独伊の間を、渡り歩きます。 また、戦後は、西側と東側諸国の対立の、「力学」を使い、 独裁政権であるものの、西側諸国との関係を改善。 こうして、スペインでは、ファシズムと、弾圧が、 1975年の、フランコ死去まで、実際に続いていました。 私も、子供の頃、フランコ独裁の様子は、 テレビでみた記憶が鮮明にあります。 このとき、カタルーニャなども、弾圧されていたわけです。 フランコ死去で、スペインでは、一気に、 西欧諸国と同じタイプの、民主化が進みました。 それで、フランコ政権下での虐殺や、 反・フランコ勢力の名誉回復も進み、 現在に至ります。 このような経緯があるので、スペインと聞くと、 ドキッと、反射的に、気になるのです。 現在のスペイン中央政府は、独裁政権ではありませんが、 内戦や、弾圧の歴史が、生々しいのが、スペインです。 今回の、カタルーニャ独立問題が、どのような経緯をたどるのか、 要注意といえるでしょう。 ※このメルマガは、長期の景気循環を念頭に、経済のファンダメンタルズについて書いたもので、 短期的な個別株式、為替の値動きを示唆するものではありません。 ※情報の収集には、万全を期しておりますが、記事による、いかなる損失にも、責任を負うことはできません。
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