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日本は、内部留保・担保型の紙幣増刷、国債発行で劇的に変化する
2016.11.17
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http://www.mag2.com/m/0000270230.html
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こんにちは。児島です。
膨大に積みあがる、大企業の内部留保。
日本の景気回復が、ここでストップしていますが、
国が、内部留保を担保として、紙幣増刷や国債発行を行えば、
状況は劇的に変化します。
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■「動かない内部留保」の合理性
内部留保が、積みあがるばかりで、動かないことについては、
このメルマガで、何回か取り上げていますが、これは、企業側にとれば、
個別的には合理的な行動です。
つまり、インフレに転換しておらず、マイナス金利も、マイナス幅が、
ほとんどないので、資金を寝かせるのが、合理的なわけです。
もちろん、その分、市中のマネーは、不足します。
世の中に、マネーが回りません。
大企業サイドでは、マネーを寝かせていれば、デフレ傾向のもとで、目減りせず、
安全である、ということになります。
過去の日本では、インフレがあったので、企業は、早く設備投資しないと、
資金が目減りしてしまいました。
昔、郵便貯金に、1万円を預けていれば、10年後の価値は、どうか、という話です。
昔は、価値が減っていました。
借入れの、住宅ローンなども、実は、「軽減」されていたわけです。
しかし、いまは、10年後の1万円の方が、価値が高い(たくさん買い物ができる)という
ことに、なっています。
このため、内部留保の話に戻りますと、デフレ傾向の中では、マネーは、全く目減りしないので、
大企業が個別的に合理的な判断をすれば、資金を積み上げる(=内部留保)という結論になるわけです。
これを変化させるきっかけは、インフレ、マイナス金利、経営者による日本経済の
全体的な判断、ということになりますが、いずれも、あまり大きな動きはありません。

■内部留保を担保に、国が紙幣増刷、国債増発すると
内部留保は、マネーがあるのに、動かずに眠っている、ということですから、
国が、これを流動化させれば、状況は劇的に変化するでしょう。
例えば、内部留保の金額を担保として、日銀が紙幣を増刷するとか、国が、
内部留保の分だけ、国債を増発する、という方法があります。
内部留保が減れば、吸収すれば、よいわけです。
現状では、巨額の内部留保の分が、市中の視界から、マネーが消えてなくなっているのと、
同じ現象を生み出していますから、市中でマネーが不足するのは、当然です。
これを補う仕組みを起動させれば、問題は大きく変化します。
おそらく、こうした発表を行うだけで、インフレに大転換し、内部留保は、減少するでしょう。
あくまで、この話は、何かそういう検討があるとか、そういう情報がある、ということではありませんので、誤解なきよう。
最近、アジアの国で話して感じるのは、日本へのまなざしの変化です。
30年ぐらい前までは、シンガポールなどでも、日本を見習い、追いつきたい、という雰囲気が、強かったのですが、ここ5~6年ぐらいは、いったい、いつまで失われた25年をやってるんだ、というような雰囲気です。
日本だけ、取り残されてしまったわけです。
日本への外国人観光客は、増えていますが、それでも、欧州などでは、
タイなど東南アジアが人気で、日本は、あまり眼中にありません。
航空機で、欧州から東南アジアへ、若者などの観光客が、バンバンやってきているのです。
日本も、そろそろ、1990年のバブル崩壊からの衰退に終止符をうち、
立ち直るべき時期なのですが・・
もっとも、トランプ大統領の誕生で、米国金利の上昇、ドル高が起きていますので、
いずれ、日本のデフレも、転換する方向ですが、何か、きっかけは必要でしょう。
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